2008万円金の鍋「福袋」 申し込んだ人数は?
新年のにぎやかな話題はなにか、と思ったら、なんと「芸能界 結婚・離婚騒動」「ハワイの芸能人」とか名前がゾロゾロ、しかも延々とやる。おかしいなと思ったら、きょうは放送が午前10時半までと長かった。
そんななかで、「福袋戦争」にはあ然とした。元日の商戦の目玉らしいのだが、いったい景気はいいのか悪いのかと聞きたくなるほど。この人たちは何なんだ?
銀座プランタンに前夜(つまり大晦日)から並んだ21歳のギャル3人組。布団と毛布を持ち込んでいたのを、午前5時すぎにデパートが整理券を配るころ、だれかが車で撤収していく手際の良さ。お目当ては限定25個の福袋で、この日は全部で9500人が並んだというからすごい。
3人はちゃんと手分けして、開店と同時に地下1階、2階、3階と目当ての店に直行。3人分もあれば1個のもあり、情報は携帯でやりとり。結局30分で14個の福袋を獲得した。袋を開いて、「あ、これはいくらだから、これだけで元がとれた」
カメラはもう一組、銀座三越に千葉から来たという中年の男女3人を追った。これまた、手分けして走り回る。「空いてるレジをさがせ」「階段の方が早い」などといいあいながら、福袋の内容もチェックしては、車に運び込む。鮮やかな連携だった。
三越はこの日、10万人。むろん福袋は売り切れで、売り上げも前年より10%アップだったそうだ。
で、スタジオには横浜高島屋の出した福袋?「金のすき鍋、2008万円なり」が登場した。「具材つきですが、鍋だけでお得。これ3000万円するものです」と小木逸平が白手袋で紹介するが、スタジオはひき気味だ。
2日だけ注文を受けたが、なんと88人もが申し込んだそうだ。「エーッ」。むろん、1点だけなので、明日抽選になるという。
木場弘子が「洗っても大丈夫?」なんて、そういう話じゃなかろう。
大谷昭宏は「1人鍋だったら、けっこう寂しいね」(笑い)
村田晃嗣は「来年も出るんじゃないの?」と2009年も金額と連動させた試みがあるのでは、と予想してみせた。
どっちにしても、だれも本気では見ていなかった。だいいち、中身がわかっている福袋なんてつまらない。