2024年 4月 26日 (金)

中丸雄一の地味キャラがちょうどいい濃い脇役陣…ありそうでなかった当たり役
<変身インタビュアーの憂鬱(TBS系)>

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   TBS系月曜深夜のドラマ枠「ドラマNEO」が今季もすばらしい。前クール「天魔さんがゆく」は堂本剛主演で、脚本は「コドモ警察」や「勇者ヨシヒコ」シリーズでおなじみの福田雄一だったが、今季はKAT-TUNの中丸雄一を主役に据え、監督・脚本は「時効警察」や「俺俺」などを手掛けてきた三木聡だ。

むさくるしい男が事件取材ではイケメンインタビュアーに大変身

   天才トリック作家・白川次郎(中丸雄一)は記念すべき100冊目の小説に取り組んでいたが、スランプに陥り何も書けない日々が続いていた。そんなときにインターネットで見つけた「チューリップ殺人事件」に興味を持ち、小説の題材にするためにメガネ美人編集者・下日山酈霞(かひやまりか/木村文乃)と事件のあった消ノ原町に向かう。

   白川は普段は貞子風の長髪で猫背のむさくるしい男だが、事件関係者から話を聞き出す時は爽やかなイケメンインタビュアー「青沼霧生」に変身し、卓越した推理力で闇に埋もれた真実へと次第に近づいていく。

   1話完結ではない連続モノだが展開がかなりゆっくりなので、途中から見ても話についていける。現在4話まで進んでいるが、浮世離れした登場人物たちに加え、散りばめられた小ネタやギャグがどんどん勢いを増し、まだしばらく事件解決はなさそうだ。

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