電気機器
2004.11.01 15:06
将来を展望するための3つのポイント
ポイント1
新たな商品の開発できるか
東京秋葉原の電気機器ディスカウントショップ
日本の電気機器業界はデジタルカメラと薄型テレビ、ハードディスク付きDVDレコーダーという「デジタル新三種の神器」により急速な回復を遂げた。しかし、一部では「そろそろ新しい製品が各家庭に行き渡り、需要が鈍るのではないか」との声が出ている。こうした声を吹き飛ばすような、画期的で購入したくなる製品を出していく必要がある。ソニーの次世代プレイステーションなどに期待が集まっている。
ポイント2
心配される供給過剰の再現
とはいうものの、メーカー各社は半導体とディスプレー分野で過剰ともいえる設備投資をしており、今後供給過剰の状況が起こるとの懸念をしているアナリストが多い。各社が節度を持った生産を行い、ITバブル崩壊を再現させない工夫が必要だ。
ポイント3
国外への技術流出、防止できるか
日本のメーカーが中国などアジアに進出した場合、内部の技術が流出する例が数多く出ているという。これを防止することが急務になっている。既に松下電器産業やシャープは高度な製造過程が必要な工場は国内にほぼ集中させ、国外に秘密が漏れないようにする努力を行っている。