カキコミが出来ないのに、なぜか亀田兄弟を賞賛するコメントが増えていく。これが、亀田兄弟が所属する協栄ボクシングジムの掲示板だった。ところが、J-CASTニュースを始めとするメディアが、「不審さ」を指摘してからわずか数日で、閉鎖されてしまったのだ。理由は「サイトリニューアルのため」だというが、サイトのコンテンツが特に新しくなった様子はない。J-CASTニュースは2006年8月14日、「ネット工作疑惑協栄ジム掲示板も」というタイトルで、協栄ジムの応援掲示板の「不審な挙動」について報じた。翌15日には、日刊ゲンダイが「亀田興毅協栄ジムHPの怪」として、同様の記事を掲載した(ウェブでは「ゲンダイネット」として8月18日に掲載)。「所属ボクサーを応援して頂く為のものです」リニューアル後の掲示板はどうなるのか協栄ボクシングジムは8月15日夜に、J-CASTニュースの取材に対して「アクセスが殺到したため、つながりにくい状態になっていたようです、又誹謗、中傷なども多数含まれていたため、一時期アクセスを規制させていただきました」と、「カキコミが出来ないのに『亀田擁護』のカキコミだけ増えていくのは何故か」という質問とは、かみ合わないコメントを寄せた。その一方で、「当ジムのHPの掲示板は、所属ボクサーを応援して頂く為のものです。この方針を変更する予定はございません。今後とも、弊社をご声援の程、宜しくお願い致します」と、何らかの規制を行いながらも掲示板の運用は続けていく意向を示していた。不可解な対応に疑問の声が数多く上がっている だが、8月18日頃、この掲示板は閉鎖されてしまい、現在はアクセスしても「この掲示板はサービス停止中です」の文言が表示されるだけだ。協栄ジムウェブサイトには「現在当サイトはリニューアルに伴いBBS(掲示板)を休止させて頂いております。ご了承下さい」との但し書きがあるが、特にコンテンツがリニューアルされた様子はない。 この不可解な対応に、2ちゃんねるなどの掲示板では疑問の声が数多く上がっている。「こういう工作続けてるからバッシング止まない。しかしこういう事ってもう少し旨くやるモンでは?(批判も多いが「なぜか」賛同も多いくらいが普通のレベル)」「批判は受けて立つといいながらこのザマとことん卑劣ってことだな」「リニューアル後は スレッドタイプの某巨大掲示板形式になるのかな?」 掲示板が、本当にウェブサイトリニューアルのために閉鎖されたのだとすれば、「リニューアル後」の掲示板の運営方法はどうなるのか。そこに注目が集まりそうだ。
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