2024年 4月 30日 (火)

日本の金融機関 「イスラム金融」に進出

「イスラム保険」も盛り上がる

   「イスラム保険」も盛り上がっている。西側の手法は教義に反するものの、契約者がお金を出し合って、被保険者に「寄付」する「タカフル」は「イスラム保険」として認められている。

   損害保険最大手の東京海上日動火災保険を傘下に持つミレアホールディングスは04年、インドネシアの現地法人にタカフル部門を開設し、現在は3倍以上に契約高を伸ばした。今年3月にはマレーシアでタカフルの営業免許を取得し、年内にも現地財閥と合弁会社を設立する。

   東京海上日動が期待するのは、市場の将来性だ。マレーシアのタカフル普及率は5%程度だが、人口の6割がイスラム教徒といわれるだけに拡大の余地が大きいとみる。同社は今後3年間で、タカフル契約高を現在の3倍超の100億円超に伸ばしたい考えだ。

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