2019年 9月 17日 (火)

次世代ゲーム機戦争本格化 Wiiスタートダッシュ、PS3が追う

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   任天堂は2006年12月2日に新型家庭用ゲーム機「Wii(ウィー)」を国内で発売した。これで、ソニーが11月に発売した「プレイステーション3(PS3)」、米マイクロソフト(MS)が05年末に発売した「Xbox360」とともに、ゲーム機大手3社の新型機が出そろい、「次世代ゲーム機戦争」が本格化した。緒戦は任天堂優位だが、ゲーム機の能力にすぐれるPS3は長期戦での巻き返しを狙っている。

「06年度内で600万台は十分達成可能」

PS3は長期戦での巻き返しを狙う
PS3は長期戦での巻き返しを狙う

   Wiiは、腕の動きに合わせてキャラクターを操作できるワイヤレスのコントローラーが特徴だ。希望小売価格が2万5,000円で、PS3の廉価版(同4万9,980円)や、Xbox360廉価版(同2万9,800円)より安い。初回出荷台数はPS3の約4倍の40万台弱で、一気に追い抜きにかかる。

   ゲームファンの評判は上々で、12月2日は全国各地の家電量販店などで長蛇の列が出来、初日売り出し分を完売する店が続出した。任天堂の岩田聡社長は「06年度内で600万台の出荷目標は十分達成可能だ」と、Wiiの販売に強い自信を示している。先行発売した北米・中南米で発売後の8日間で約60万台が売れ、品切れが続出したためだ。「国内でも想像以上に期待が高まっている。かなりの勢いでスタートダッシュができると思う」と鼻息荒い。

   Wiiに先立ち、携帯ゲーム機「ニンテンドーDS」を大ヒットさせた任天堂。DS成功の要因は、ゲーム機メーカー各社が従来追求してきた高画質・高機能の路線とは一線を画し、簡便な操作で、幅広い年齢層の消費者が楽しめるゲームやソフトを充実させてきた点にあった。任天堂はこの戦略を、Wiiでさらに前進させる。「ゲームに見向きもしない人に振り返ってもらえるよう、パイを広げる努力を続けていく。ライバルは他のメーカーというより、消費者の無関心だ」と岩田社長は自信満々に話す。

PS3も品薄状態が続いている

   一方、PS3は、国内初回出荷分の約10万台が即完売。その後の出荷状況は非公表だが、品薄状態が続いている。世界出荷計画は、Wiiと同じ年度内600万台。部品生産の遅れで初期出荷を制限せざるを得なかった経緯があるが、「600万台は決して不可能ではない」(中鉢良治ソニー社長)という。

   ゲーム専門誌出版社、エンターブレインによると、安価なWiiは短期的には出荷台数でPS3をリードするが、ソフトの充実とともに1年後にはPS3が逆転すると予測する。ただ任天堂は、07年後半に現行DVD再生機能を搭載した上位機種を追加発売し、品ぞろえ強化を図る予定。
   MSは、廉価版本体を買えば7日発売の7,000円相当の新作ソフトを無料とするキャンペーンを始め、07年1月まで続ける。MSは「現在70本のソフト数が年内に約110本に増える。他社に引けは取らない」と自信を見せる。

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