2024年 4月 19日 (金)

2008年注目の金融商品 外国の投資信託かロシア株か金ETFか?

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   「貯蓄から投資へ」の流れのなかで、いろいろな金融商品が登場してきた。「預金」だけでなく、株式投資や債券投資、投資信託にJ-REIT(不動産投資信託)、FX(外国為替証拠金取引)に金(ゴールド)、仕組み預金なんていうモノもある。これまでは「金融商品はどこでもいっしょ」だったが、選べるようにもなってきた。

   証券マンに経済評論家、フィナンシャルプランナー(CFP)と資産運用の達人たちに、2007年に印象に残る、ヒットした金融商品をあげてもらい、2008年に注目する金融商品を聞いた。

「マネーの虎」の注目は外国の株式などに投資する投資信託

J-REITのなかでも「格差」が生じてきている(写真はイメージ)
J-REITのなかでも「格差」が生じてきている(写真はイメージ)

   J-CASTニュースで「マネーの虎」を執筆中の枝川二郎さんは、2007年によく売れた金融商品、注目した金融商品に「J-REIT」をあげた。J-REITは、株式をはじめ多くの金融商品のパフォーマンスが不調だったなかで、着実に年利数パーセントの利回りを実現してきた。「数十万円の資金で不動産に投資できるJ-REITは、多くの個人投資家にとって魅力的。なかでも、配当利回りの高さは投資信託の中心的な購買層である年金世代にはウケた」と話す。J-REIT市場の成熟と認知度の高まりとともに、外国人投資家も注目した。

   ただ、07年後半は「変調ぎみ」だった。東京や大阪、名古屋などの大都市の地価が上昇する一方で、地方の地価は下落。その「格差」が問われ、投資物件も東京中心にシフト。J-REITのなかでも「格差」が生じてきた。

   2008年、注目している金融商品は、「外国の株式・債券、代替商品などに投資する投資信託」。株式市場が低迷し、J-REITもリスクが気になる状況ということで、「高い利回りを得るためには、おのずと外国への投資ということになる。いままでは海外への投資はリスクが高いということで敬遠されぎみだったが、個人投資家が情報を集めて、学習を重ねていくなかで、難易度の高い海外投資が増えていくだろう」とみる。リスクをきちんと把握することが大事なのは言うまでもない。

   日本テレビ「ニュース・リアルタイム」で「家計簿チェック」コーナーに出演中のフィナンシャルプランナー、安田まゆみさんは「よく売れたのはバランス型の投資信託ですかね」という。銀行や郵便局の、「分散投資はリスク回避につながる」というセールストークに投資初心者が飛びついた姿が想像できる。

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