2024年 4月 19日 (金)

「殺虫剤ギョウザ」製造元 HPに載ってるあきれた中身

米国とオーストラリアの国旗を間違える

   一方で、このウェブサイトには、「一流」からはほど遠い、お粗末なミスもある。サイト内には、同社製品の輸出先を紹介するページがあるのだが、そこに日本が見あたらないばかりでなく、輸出先として紹介されている米国とオーストラリアの2か国についても、何故かアルゼンチンとブラジルの国旗が掲載されているのだ。

   J-CASTニュースでは同社に直接取材しようと、ウェブサイトに記載された電話番号に連絡を試みたが、つながらない状態だった。

   各紙が報じるところによると、1月30日夜には中国の国家品質監督検査検疫総局が調査チームを派遣、立ち入り検査を行っている。日本政府も、中国政府に対して正式に抗議を行う方針だ。

   その一方で、中国語のウェブサイトを見る限りでは、共同通信が配信したストレートニュースを各ポータルサイトが転載する程度で、あまり大きくは扱われていないというのが現状だ。

   1月31日になって、中国外務省のスポークスマンは定例会見で、同社工場の07年10月のサンプルからは農薬の有機リン系殺虫剤「メタミドホス」は検出されなかったことを明らかにした上で、

「中国政府として、中毒になった日本の消費者の様態に関心を持っている。早期回復を願う」

とも語った。

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