フジテレビが2008年7月26日に放送した「FNS27時間テレビ」の番組中に、視聴者の名前、電話番号などが書かれたFAXが映ってしまった。書かれていた番号に電話した人もいたようで、テレビの不手際がネットで問題になっている。FAX送信者の名前、電話番号が出てしまった問題のFAXが出たのはフジテレビの特番「FNS27時間テレビ」の「さんまinはねトび」のコーナー。お笑い芸人が有名人の物まねコスプレなどで登場し、視聴者から寄せられた番組への意見や、タレントへの「ダメ出し」などについて書いたFAXを紹介した。その中で、人気お笑いコンビ「アンタッチャブル」の山崎弘也さんが、「27時間テレビ」のスタッフや、自分に対する「応援」が書かれたFAXを得意げに読んだ。FAXには山崎さんがコスプレをしている魚「アオブダイ」のイラストが描かれていて、それがよほど嬉しかったようで、山崎さんはテレビカメラに向けてFAXを出した。しかし、そのFAXの隅には、投稿したと思われる人の名前、電話番号などが書かれていたのだ。フジテレビ広報は「現在調査中です」だけこの直後から「2ちゃんねる」などネットの掲示板に、「これ不味くないか?」というカキコミと共に、この画像や、FAXに書かれていた電話番号などがネット上に多数晒されることになった。実際に電話をかけた人もいたようだ。この騒動、ネット上ではFAX投稿者に同情する意見が殆どだ。「これはフジの責任?アオブダイの責任?」「自己責任ではなく住所を隠さないスタッフの不手際だろ」また、通常の地上波テレビでは文字が潰れて見えないが、デジタル放送で見たら鮮明だったとし、「ハイビジョン時代は細かいところまで見えて恐ろしい」といった意見も出ている。フジテレビは今回の「放送事故」ともいえる事態をどう捉えているのか。同局広報は、「現在調査中です」というだけにとどまった。
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