2024年 4月 26日 (金)

朝日新聞100億円赤字に転落 広告大幅落ち込み、部数も減少

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連結ベースでも大幅赤字

   朝日新聞社は、不動産を大量に所有し、財務体質がいいことから「新聞業界の中では比較的勝ち組」と言われてきたが、11月20日発売の会員制経済誌「ザ・ファクタ」08年12月号が

「2009年3月期、創業130周年にして初の営業赤字転落という憂き目にあう」

などと大々的に報じており、通年ベースでも赤字転落が確実な情勢だ。

   一方、連結ベースでは、売上高は前年同期比4.4%減の2698億7100万円、営業利益は前年同期74億4800万円だったものが5億400万円の赤字に転落。中間純利益に至っては、同47億6300万円の黒字だったものが、実に103億2500万円の赤字を記録している。

   項目別にみていくと、「持分法による投資利益」が21億7300万円から6億100万円に激減しているほか、営業外費用として寄付金を50億1300万円を計上しているのが目立つ。さらに、特別損失として投資有価証券売却損44億6900万円を計上してもいる。

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