2019年 2月 20日 (水)

「フリーペーパー」不況で悲鳴 広告収入初の前年割れ

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   ピーク時は年間200誌も創刊されていたフリーペーパーが、不況の影響で広告が減り、苦境に立たされている。2008年の広告費は前年比3.8%減。統計を取り始めた05年以来はじめて前年を下回った。そんな中、20年の歴史がある「情報誌ぱど」が横浜と埼玉の5エリアで発行を週刊から隔週に減らす。業界関係者からは「広告が入らず、あちこちから悲鳴が上がっている」という厳しい実態が聞こえてくる。

「数字より実際はもっと厳しい」

   フリーペーパー「情報誌ぱど」を発行している、ぱど(神奈川県横浜市)は2009年5月発行分から、横浜と埼玉の5エリアで発行回数を週刊から隔週に減らす。3月3日に発表した。

   地域密着型情報誌として1987年にスタート、現在は家庭配布版の「情報誌ぱど」、ラック設置版の「ぱどタウンマガジン」や、オフィス配布版「ラーラぱど」、モバイル版、Web版があるが、このうち減らすのは「情報誌ぱど」。

   配布している部数は1号あたり約110万部。広報担当者によると、これまでもページ数や部数の見直しを行っていたが、回数を減らすことはほとんどなかった。「全体的に広告費が落ち込んでいるので、効率よく発行していく」と説明する。

   購読料を取らないフリーペーパーは広告費で成り立っている。載っている情報はすべて広告だと言っても過言ではない。

   電通が発表している08年の「日本の広告費」によると、08年1~12月の日本の総広告費は前年比4.7%減の6兆6926億円。「新聞」が12.5%減、「テレビ」が4.4%減で、マスコミ4媒体広告費(7.6%減)は4年連続で前年を下回った。経営が悪化して広告出稿を控える企業が続出したためだ。

   フリーペーパーも例外ではない。05年の推定開始以来はじめて前年を割り、「フリーペーパー、フリーマガジン」は3.8%減となった。

   日本生活情報誌協会(JAFNA)の専務理事は、こう語る。

「広告が入らず、あちこちから悲鳴が上がっています。電通が発表している3.8%減よりも、実際はもっと厳しいと思います。3月末には1割くらい下がるのではないか。部数、ページ数を減らして何とかやりくりできればいいが、廃刊、休刊もあるだろう」
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