2018年 7月 19日 (木)

地下鉄駅で落書き奈良美智 「描きたいから手が動いた」?

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   大きなつり目の女の子をモチーフにした絵で世界的に知られる美術家、奈良美智さん(49)が米ニューヨーク市内の駅で落書きをしたとして逮捕されたことが分かった。しかし、単なるいたずらではなく、そこにはアーティストとしての「思い」があったようだ。

描かされてる気がしたら辞めたほうがいい

   奈良さんは2009年2月27日の午前3時すぎ、ユニオン・スクエア駅で落書きをしたとして駅近くの路上で逮捕され、2日間の拘置処分を受けたという。ただし拘置中の生活を回顧して「人生の中ですばらしい体験ができた」「映画のようだった」などと「前向き」なコメントを出した、と複数の米メディアが報じている。

   「奈良美智」といえば、世界的に有名なオークションハウス、サザビーズニューヨークやクリスティーズでここ数年、数千万円から1億円程度で作品が取引されている。ニューヨーク近代美術館にも作品が所蔵されているほどの人気美術家だ。今回は09年2月28日から約1か月間、ニューヨークのギャラリーでの個展のために渡米していた。

   自身のブログでは09年2月6日、「もうすぐニューヨーク」というタイトルの記事をアップしている。その中で奈良さんは「ニューヨーク用」に6枚目の絵を描いている最中であるとして、

「当たり前だけど、展覧会のために!って描くのはいやだ。当たり前だけど、描きたいから手が動いて描く!ってのが良い」
「ギャラリーとかに描かされてる気がしたら辞めたほうがいい。評価やオーディエンスが気になりだしたら、裸になってランニングしたらいい」

と、アーティストとしての「思い」「矜持」を明かしていた。

「現地に同行していないため、状況がわからない」

   奈良さんはその後、どうしているのだろうか。今回のニューヨークの展覧会をはじめ、多くの展覧会でコラボレーションしているクリエイティブユニット「graf」はJ-CASTニュースの取材に対し、

「個人的なことなので、コメントは差し控えさせていただきたい」

と話す。今後については、

「展覧会や作品が入れば、今後もコラボレーションを続けていく」

としている。

   奈良さんのマネジメントをしている「小山登美夫ギャラリー」の広報担当者は、「現地に同行していないため、状況がわからない」と前置きしたうえで、こう語る。

「現在は帰国していると思います。連絡を試みているが、連絡が取れない状態なので、なんとも申し上げられません」

国内での予定についても、

「ニューヨークでの展覧会の後は、まだ何も決まっていません」

ということだった。

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