2024年 5月 9日 (木)

出会い系サイト規制法の余波 コミュ大量削除で「ミクシィの危機」

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お店の予約をしていてキャンセル料が発生

   とはいえ、ミクシィ利用者からは、コミュニティが多数削除されたことに驚き、その基準が何か分からないという不満の声が上がっている。

   SNS独特のオフ会については、削除されたことで、「急に連絡も取れなくなった上に、お店の予約をしていた場合はキャンセル料が発生する場合があった」といった声も出た。また、800人余のコミュニティが削除されたという管理者は、自らの日記で「確かにお友達募集のトピックはあったけど、コミュニティトップで出会い系やアダルトなコミュニティじゃないって注意事項も書いてあったのに。だいたいコミュニティ削除しなくても、出会い目的の書き込みだけ消せばよかったんじゃない?」と疑問を投げかけている。

   ミクシィの広報担当者は、削除の基準について、「飲み会、オフ会だから必ずしもいけないということはありません。出会い系業者だけをターゲットにしているわけでもありません」とするが、「利用規約以外には、細かな基準は公開していません」と話すのみだ。ここ数日で大量削除されたと言われていることについては、「そういうことはありません。削除後に、0の数字が残るので騒がれているのでは。巡回しながら、順次対応しています」と説明する。詐欺行為などの犯罪についてもチェックしており、「出会い」だけに焦点を当てているわけではないという。

   「面識のない異性との出会い」目的とみなしただけで削除することには、SNSらしさが失われると危惧の声も上がっている。これに対し、広報担当者は、「利用者には、規約違反しないように注意しながら、楽しんでほしい」とその自覚を促している。

   ちなみに、ミクシィでは、利用規約を変えた08年12月10日から年齢制限を緩和して15~17歳も利用できるようにしたが、これは、出会い系サイト規制法の改正とは直接関係がないとしている。

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