2018年 7月 16日 (月)

3メガ損保、どこが勝ち残るのか  鍵は海外展開?

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   損害保険大手6社の2009年3月期決算は、金融危機による多額の損失と新車販売の不振が響き、初めて全社がそろって経常赤字に転落した。危機感を背景に各社は相次いで経営統合に踏み切り、来春には「メガ損保」時代を迎えるが、どのグループが勝ち残れるのか。

苦境を打開するため、各社は経営統合を決断

   経常赤字に陥ったのは、東京海上ホールディングス(HD)が1986年3月期の集計開始以来、三井住友海上グループHDが2001年のグループ発足以来、それぞれ初めて。経常赤字が最大だったのは損害保険ジャパンの1440億円。金融危機で暴落した証券化商品などの元利払いを保証した「金融保証保険」で大幅な損失を計上した。

   売上高にあたる正味収入保険料も全社が減収だった。主力の自動車保険は近年、少子・高齢化や若者の車離れでじりじりと減っていたが、急速な景気後退による新車販売の激減が追い打ちをかけた。世界的不況で貿易も冷え込んだため、海上保険も低迷した。「本業も投資も全くいいところがなかった。最悪の決算だった」と大手損保幹部はこぼした。

   苦境を打開するため、各社が決断したのが経営統合。三井住友海上とあいおい損害保険、ニッセイ同和損害保険の3社、損保ジャパン、日本興亜損害保険の2社がそれぞれ2010年4月に統合し、首位に君臨してきた東京海上と競い合う「3メガ」時代を迎える。

   国内市場が先細り傾向を強める中、規模を拡大し、経営効率化を進めて、余力を海外などの成長分野に振り向け、活路を見出そうという戦略だ。今回の決算を分析すると、3メガの実力が透けて見えてくる。

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