2024年 4月 30日 (火)

インターネットが政治変える 31歳千葉市長の「IT選挙術」
(インタビュー「若者を棄てない政治」第1回/千葉市長・熊谷俊人さん)

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「ケータイ」と「動画」で市政情報も発信

――市長選ではインターネットを使った「電子行政」に本格的に取り組むことを公約していました。具体的にはどんなことを考えているのでしょうか?

熊谷 まず一つは「ネット割引」ですね。ネットを使って電子申請してもらえば、市民にとって便利であるだけでなく、行政の手間もはぶけるわけです。それに対して何らかのインセンティブを与えて、ネットでの申請を一気に普及させていきたい。

――電子行政の推進に対しては、ネットに疎い高齢者に不公平だという「デジタルデバイド」の批判もありますが?

熊谷 デジタルデバイドというのは、それによってアクセスできない人が出ることです。しかし既存の紙ベースの申請方法も残しておいて、電子申請をプラスアルファでやるのですから、デジタルデバイドではない。不公平といわれる筋合いのものではないですよ。

――市役所のホームページも改革するといっていますね?

熊谷 いまのホームページはとりあえずアップしておけばいいという感じになってしまっている。でも市民が最後までしっかりと見られないのでは、情報を載せてないのと同じ。こうなってしまっているのはホームページ専用の部隊がいないからなので、専門部署をしっかり作って、ホームページの効果を最大限にする検討をしなければいけません。

――ホームページの改革のために、市民の編集委員に参加してもらうことも検討しているそうですね。

熊谷 はい。市民サイドに立って作り直す必要がありますから。あと、これからのホームページは、パソコン用だけというのはもう古い。いまや若い人は携帯でインターネットを見る時代なんだから、ドコモとかの公式サイトになって、コンテンツを充実させる。それから、動画です。15秒とか20秒のムービーを作って肉声でしゃべるようにする。これからは文字よりも、映像と音声で情報を伝えるべきですね。
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