2024年 4月 26日 (金)

夏の風物詩「花火大会」続々復活 手賀沼、袋井、須坂、横浜

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   不景気の影響で企業からの協賛金が集まらず、2009年は全国で花火大会中止が相次いだが、10年は一転して復活基調にある。夏の風物詩の中止はさびしいという市民が多く、募金を呼びかけたところ、短期間で数十万円規模集まったところもある。

   「手賀沼花火大会」(千葉県)は10年8月7日に開催される。08年は水中花火など1万3500発を打ち上げ、41万人が来場したが、09年に協賛金募集のめどが立たずに中止された。すると市民から「かなり寂しかった」「なくなって残念だ」という声が実行委員会事務局にたくさん寄せられ、市民に募金をお願いすることにした。

街頭募金、1時間で約15万円

なくなると寂しい夏の風物詩(写真はイメージ)
なくなると寂しい夏の風物詩(写真はイメージ)

   手賀沼花火大会実行委員会事務局は、5月2日から柏市と我孫子市内に募金箱を設置し、街頭活動、法人への依頼、イベントでの募金活動を行ったところ、6月6日までに89万3686円が集まった。なかでも街頭募金の効果が大きく、5月16日にJR柏駅東口、西口、南口で2時間約20万円、5月17日に我孫子駅で1時間約15万円も集まった。また、我孫子市役所の入口に、壁などに花火の写真を投影できる玩具「家(うち)あげ花火」(セガトイズ)を設置して募金箱を置いた。募金は7月いっぱい受け付けている。

   静岡県袋井市の「ふくろい遠州の花火」も09年は景気が冷え込み、協賛金が集まらずに中止されたが、10年8月7日に復活する。

   ふくろい遠州の花火実行委員会に、「ぜひ再開したほしい」といった応援メールが多方面から相次ぎ、実行委員会のメンバーは「依然、経済状況は厳しいが、何とかして復活させたい」との思いが強くなった。検討を重ねた結果、企業に頼らず市民主体で実施することを決め、市民共催席(有料席)の割合を増やした。打ち上げ数は08年までの3万発から「2万発以上」に減る。ただ、全国の花火名人による競技会や音楽に合わせて打ち上げる花火、富士山をかたどったナイアガラ、8号玉100連発など、見どころは減らしていないので、「見劣りはしないはず」(実行委員会)という。

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