コンビニでの医薬品販売 「登録販売者」不足で伸び悩み
2010.08.09 11:59
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コンビニ各社が薬局チェーンと提携
このような状況を受けて、各コンビニチェーンは、続々と薬局チェーンとの提携を進め、活路を見いだしたい考えだ。例えばセブン-イレブンでは、北海道を地盤とする「アインファーマシーズ」と08年に資本・業務提携。セブン-イレブンの店員が、アインファーマシーズの店舗で実務経験を積むなどしている。
ローソンでは調剤大手の「クオール」と提携し、10年8月2日に東京・虎ノ門に調剤薬局を併設した店舗をオープン。日中はクオールの薬剤師が常駐し、薬剤師がいない時間帯は、テレビ電話でクオールの薬剤師が相談に応じる。ミニストップでも10年7月、薬局チェーン「CFSコーポレーション」「タキヤ」の2社と合弁で、新会社「れこっず」を立ちあげることを発表。「薬局の一角にコンビニを設置する」という新しい形の店舗を展開する考えだ。
少しずつではあるが、「深夜に薬が買える」「一度に買い物を済ませられる」といった利便性の向上が期待できそうだ。