韓国の次は台湾観光客を狙う 秋田県「アイリス」効果に期待
2010.08.18 19:40
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6月の補正予算でPR事業に約3000万円を計上
秋田県での「アイリス」効果は大きく、韓国との空路定期便の搭乗者数は09年11月~10年3月で前年比3・4倍となり1万970人増えた。スキー場の韓国人団体客は前年の4倍。ホテルも前年の4倍になっているところもある。そのため秋田県は「アイリス」のロケ地であることを国内外にアピールしようと6月の補正予算でPR事業に約3000万円を計上。ロケ地を観光名所として整備し、台湾でテレビやウェブを使ったキャンペーンも開始した。
秋田県観光課では、数年前から中国、韓国、台湾の観光客を増やすために力を入れており、「アイリス」のロケ地に選ばれたのもそうした努力が実った1つの例だと説明する。
「他県と同じように秋田県も国内の観光客数は年々減少傾向にある。アイリス効果をきっかけに海外観光客を増やし観光産業を盛り上げていきたい」
と話している。