2021年 5月 11日 (火)

10年で販売量40%も落ち込む 「日本酒離れ」で老舗次々破綻

富士フイルムが開発した糖の吸収を抑えるサプリが500円+税で

海外で人気上向き、米国では消費量倍増

名門の蔵元が廃業するケースも
名門の蔵元が廃業するケースも

   一方、海外市場での人気は上向きだ。財務省の「日本貿易統計」によると、2009年の日本酒(清酒)の輸出実績は1万1949キロリットル。10年前の1.6倍に伸びているのだ。特に米国は10年前と比べて倍以上、韓国に至っては、わずか43キロリットルだったのが1954キロリットルと「45倍」だ。日本で「韓流ブーム」が起きた裏側で、韓国でも日本、中でも食文化への興味を深める人が増え、現地で居酒屋がポピュラーになったことが追い風になったようだ。

   海外の「日本酒ブーム」を本格化させようと、日本酒造組合中央会では2010年、世界4か国で日本酒関連のイベントを主催するという。既に米国や韓国に加えて、「11月には中国・上海で開く予定」とのことだ。

   とは言え、海外の販売量は国内の2%にも満たない規模。海外需要が国内消費量の低迷を埋め合わせられる水準にはほど遠い。期待を寄せる中国市場も販売態勢が確立されておらず、当面は国内が主力市場であることに変わりはないと中央会では見ている。

   だが、売り上げの急回復につながる特効薬があるわけではない。一つの方策として女性をターゲットに、飲料としての日本酒に加えて、料理にも使えるといった魅力を伝えたいと中央会では考える。少しずつファンを増やすような、地道な普及活動を続けるしかなさそうだ。

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