2018年 7月 20日 (金)

グーグル携帯「ネクサスツー」発売の噂 韓国サムスン電子製との報道も

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   グーグルが開発したスマートフォン(多機能携帯電話)用基本ソフト(OS)「アンドロイド」の人気が高まっている。米国では2010年4~8月の各月の新規契約者数で、アンドロイド搭載機が米アップルの「アイフォーン(iPhone)」を抜いた。

   そんな中、グーグルが独自で開発、販売したアンドロイド携帯「ネクサスワン」に後継機が出るのではとの噂が出てきた。ネクサスワンは既に市場から撤退し、グーグルの経営トップ自ら「後継機種はつくらない」と明言していた。復活するとしたら、その目的は何だろうか。

サムスン「ギャラクシーS」に似たモデル

既に「アンドロイド携帯」は続々登場(写真は「エクスペリア」)
既に「アンドロイド携帯」は続々登場(写真は「エクスペリア」)

   「ネクサスワン」は2010年1月に発売。通信事業者や販売店を介さずにグーグルが直販、しかも購入ルートはオンラインのみで話題を集めた。ところが販売台数は、初代アイフォーンが発売後74日間で100万台に達したのに比べて、ネクサスワンは同日数で13万5000台と低迷。その後も伸び悩みが続いた模様で、7月には販売を終了してしまった。

   グーグルのエリック・シュミットCEO(最高経営責任者)は英テレグラフ紙のインタビューで、「ネクサスワンは、(グーグルの)携帯電話のOSなどプラットフォームやハードウエアの事業を前進させることが目的だった」と話し、売り上げなどには触れずに「目標は達成した。大成功だった」と総括した。しかし、傷口が広がらないうちに撤退したようにも見える。

   シュミットCEOはこのインタビューで、ネクサスワンの後継機は作らないと話している。しかしここにきて、「ネクサスツー」が出るのではないかと欧米のITメディアが騒がしくなった。

   米ブログメディア「ギズモード」は10月28日付記事で、記者の友人が実際に「ネクサスツー」に触れたとの証言を基に、韓国サムスン電子製だとまで明言している。「黒光りしたボディー」「4インチの有機ELディスプレー」と特徴を詳述。一見してサムスンの最新スマートフォン「ギャラクシーS」に似ているが、決定的な違いとして「フロントカメラが搭載されている」点を挙げた。

過去の「失敗」から学んでほしいとCNN

   ITブログ「アンドロイドアンドミー」でも、「サムスン製ネクサスツー」を継続的に報道。10月28日付の記事では、OSにアンドロイドの最新バージョンを搭載するだろうと伝える一方、製品の正式名称は「ネクサスツー」ではないとした。ただし新名称の情報はつかんでいないようだ。

   サムスン電子は11月8日に、アンドロイド携帯の新しいモデルを発表することを既に明らかにしている。一部メディアは「ネクサスツーとは別の機種ではないか」と予想しているが、アンドロイドアンドミーではネクサスツーも含めた複数のモデルが発表されると「期待」しているようだ。

   米CNNは、アンドロイドアンドミーの記事を受ける形で報道。グーグル広報はCNNの取材に「噂や推測にはコメントしない」と肯定も否定もしなかったようだ。CNNは「もし噂が事実なら、グーグルがスマートフォン市場に飛び込む準備ができたようだ」とし、「今回は(ネクサスワンの)失敗から学んでもらいたいものだ」とまとめている。

   とはいえ、ネクサスワンが発売された2010年1月の時点と比べて、アンドロイド搭載機種は現時点で随分増えている。日本でもNTTドコモから出たソニー・エリクソン製の「エクスペリア」をはじめ、「ギャラクシーS」と話題のモデルが登場した。新たなOSが目玉とされるネクサスツーだが、もし本当に販売開始となれば、強敵アイフォーンのほか、「身内」ともいえる同じアンドロイドの機種もライバルになりそうだ。

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