2019年 9月 22日 (日)

ドコモ始める「高速モバイル通信」 すぐには買えないこれだけの理由

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スマートフォン発売は2011年度中

   クロッシィの利用可能エリアを見ると、首都圏と名古屋、大阪の一部となっている。東京では、JR山手線より内側は2011年3月までに大部分がカバーされるようだが、都心から少し離れると対応時期は遅れる模様。名古屋と大阪も、中心部と空港に限られている。

   対応機器も、ノートパソコンなどに差し込んでネットに接続するためのUSB型やカード型のデータ通信端末のみだ。クロッシィ対応のスマートフォンの発売予定を聞くと、「2011年度中に音声端末を提供予定」(ドコモ広報部)という。10年10月に発売した韓国サムスン電子製のスマートフォン「ギャラクシーS」も、「クロッシィ対応機種ではないため、対応予定はありません」とのことだ。売れ行き好調なギャラクシーSなど、需要が急速に伸びているスマートフォンに今の時点で高速通信サービスが付けば「鬼に金棒」といえただろうが、対応型スマートフォンの具体像はまだ見えない。

   実はクロッシィと類似のサービスは既に存在する。UQコミュニケーションズの「モバイルWiMAX」で、LTEとは別の通信方式だが、移動中に高速でのモバイル通信が可能という点は同じだ。2009年2月にサービスを開始し、10年10月末時点での契約数累計は37万3300件(電気通信事業者協会調べ)。スマートフォンの対応機種はない。サービス地域を拡大してはいるものの、全国どこでもつながるようになるには、まだ時間がかかりそうだ。

   ドコモは、クロッシィの契約者数について4年間で1500万件を目指すと報じられている。携帯電話事業者ではないUQと単純に比較はできないが、既に6000万件の契約者をもつドコモといえどもUQの様子を見ると楽観はできないかもしれない。

   ひとまずLTEの商用サービスを始めたが、提供エリアが狭いこと、しかもスマートフォンでは利用できないとなれば、初期段階での大量利用者獲得は厳しそうだ。ライバルたちもLTE導入は決めているようで、「2012年12月のサービス開始目指して準備中」(KDDI広報部)、「次の段階の実証実験に進んでいる」(ソフトバンクモバイル広報部)と、ドコモを追っている。

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