福島県は一部住民にペットボトル配布 水道水「汚染」に東京都の対応は
2011.03.23 19:58
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「規制値3倍」で飲用自粛要請の自治体も
一方、同県の飯舘村では、「幼児以上」の基準の3倍を超える同965ベクレルの放射性ヨウ素が検出された。3月21日、厚労省が発表した。福島県は住民に飲用自粛を求め、ペットボトル配布などをした。車で追加の水を同村内へ運んでもいる。同村は、一部が福島第1原発から20-30キロ圏の屋内待避地区にかかっている。
東京ではどうするのか。枝野官房長官は3月23日、乳児がいる世帯への支援策を東京都と協議していると説明した。23日夕には都水道局へは、都民からの問い合わせが「殺到」した。「乳児ではない小さな子どもは大丈夫か」「大人の規制値はいくらなのか」などの質問が相次いだという。
乳児用粉ミルクをめぐっては、ネット上で「ミネラルウォーターより水道水で作った方がよい」という趣旨の「子育てQ&A」を少なからず見かける。東京都による「水道水避けて」の要請を受け、「ではどうしたらいいの?」との質問も寄せられている。
「回答」として目立つのは、ミネラルの多い硬水系は望ましくないが、軟水系のミネラルウォーターなら大丈夫、というものだ。「ミルク調乳用」とかかれた水も売っているようだ。