2024年 5月 3日 (金)

高速バスでトラブル多発 「乗合バス」「ツアーバス」の落とし穴

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違いを認識した上で、自分に合った選択を

   前出の担当者は、「ほとんどの業者は緊急連絡先を設けていますが、荷物を積み込んでいる運転手だったり、別の場所にいるスタッフだったりと、人的不足のためにあまり機能してない場合も見受けられます」と指摘する。

   また、集合場所以外でもトラブルが起きている。契約のキャンセルについて、「乗合」は直前まで100円程度で受け付けているが、「ツアーバス」は、あくまで旅行会社のルールに則っているので時期が近づくほど割高なキャンセル料が請求される仕組みだ。「バスの変更やキャンセルはよくあることですが、乗合バスと同じ感覚でいたために額に驚いた、という方が多いようです」。

   一方、「乗合バス」はツアーバスに比べて運行情報や変更の周知の対応がしにくい。また、キャンセル料こそ安いものの、受付が支店のみであったり、昼間までの時間帯であったりと購入に比べて利用しにくいという問題もある。

   これらについて業者が問題を改善していくのはもちろんだが、ユーザーも違いを認識した上で自分にとって便利なほうを選ぶ必要があるようだ。同センターでは、「事前に条件を確認して、余裕を持って集合場所へ向かうことが大切です」とアドバイスしている。

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