2024年 4月 28日 (日)

品ぞろえは米国版に比べ「貧弱」 日本上陸「Hulu」加入は待つべきか

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日本のテレビ番組や映画の配信開始は未定

   ネットによるドラマや映画の有料配信サービスは、これまで国内に存在しなかったわけではない。例えば国内大手電機メーカーが協力して設立した「アクトビラ」は、テレビをネット回線につないで映像をダウンロードし、一定期間中は何度でも視聴できる。国内と海外の映像がそろっているうえ、入会料や月額基本料は支払わなくてよい。ただ、視聴可能な機器はテレビ、しかも「アクトビラ対応機」に限られる。ほかにも「Gyao!」有料版をはじめ、コンテンツごとに課金するサービスは少なくないが、1本あたりの金額ではレンタルDVDと比べて必ずしも安いとは言えない。

   ドラマのように複数回にわたるコンテンツを全部見たい場合は、割高になってしまうのが泣き所だ。Huluでは、本数をたくさん見る人にとっては一定金額を支払えば見放題になるという利点はある。

   一方、現状ではHuluに日本のテレビ番組や映画はひとつもない。Huluは「続々と日本やアジア各国のコンテンツも追加していく予定」としているが、開始時期は未定だ。多様なニーズにどこまで応えられるかが、会員獲得を左右するだろう。

   また、スマートフォンやタブレットPCを持ちだして、電車の中や喫茶店など外で利用したい人にとっては、ストリーミングだけに通信環境が大きくかかわる。回線が混雑して視聴中に映像が頻繁に途切れたりすれば、サービス自体の信用を傷つけかねない。Huluでは「利用可能な(通信の)帯域幅に基づいて…最適なストリームを選択します」と説明しているが、配信の安定性が求められる。

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