2024年 4月 26日 (金)

5氏にノバルティス地域医療賞

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   19回目の「ノバルティス地域医療賞」贈呈式が2011年2月2日、東京のホテルで行われた。この賞は、外資系製薬企業ノバルティスファーマ社が1994年から日本医師会の協力を得て、都道府県医師会からの推薦を受けた地域医療の担い手として活躍した医師を毎年5人(1年だけは6人) 表彰している。今年は秋田県の小松寛治(77)、埼玉県の林正(79)、京都府の藤田宗(75)、島根県の栗栖治夫(82)、熊本県の瀬口良三郎(71)の各氏が選ばれた。

   小松さんは1970年から2005年まで36年間、9700人の胃がん内視鏡検診を続けた。前半は勤務先の病院で、後半は自分の病院で、要望に合わせて何と午前 5時からという。林さんは産婦人科医として地域医療を支えた。1980年、何人ものラオス難民の出産を無料で引受けて感謝された。藤田さんは京都市の「左京区方式」と呼ばれる医師会、薬剤師、歯科医師会などとのネットワークで在宅医療を充実させた。栗栖さんは人口2000人弱の村の産婦人科医で、周産期医療に尽くし、校医としても貢献した。瀬口さんは地元の小児科開業医40人が医師会病院の夜勤を交代で担当する小児救急の先駆的な取り組み「熊本方式」の中心的な役割を担った。

   選考委員長でもある原中勝征・日本医師会長は医師の鑑として、受賞者の長年の努力をたたえた。

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