2024年 4月 24日 (水)

1歳児の裸でも児童ポルノ 警察「提供する目的の問題」

裸で両足を広げたポーズを撮った例も

   有罪判決を受けた宮城県在住の主婦は、1歳の娘に裸で両足を広げたポーズをさせて携帯カメラで撮り、それら約80枚を計15万円ほどで売り渡していた。2歳の娘を同様なポーズで撮っていた別の母親もいた。

   また、事件に関わったとして実刑判決を受けた東京都内の無職男性は、母親が引き合わせた1歳の娘に対し、母親の目の前でわいせつな行為までしていた。この男性は、「幼い子には汚れがない」と明かしたといい、赤ちゃんにも性的な興味を持つ人はいるらしいのだ。

   事件発覚のきっかけは、宮城県内のある女性が、1歳の娘の写真を買い取った大阪府内の女性と金銭を巡るトラブルになり、県警に相談したことだった。大阪の女性は、ほかの母親からも買い取って、ネット上で男性らに売りさばいていた。そして、それから芋づる式に母親らの犯行が明らかになっていった。

   岩沼署の副署長は、そのことについて、「(大阪の女性を含め)写真などを買っている人は、複数の画像を持っています。『これはどこから買ったものなのか』と追及することで、関連が分かってきます」と解説した。

   母親らは、使用済み下着売買の裏サイトなどを通じて、娘の写真提供を持ちかけられており、今回逮捕の女性も、男性に下着などを売っていたことが分かっている。事件では、数万点の写真などが警察に押収されており、中には、10年ほども続けて前出の無職男性から60回分の計約300万円を受け取っていた母親もいた。

   新聞などでは、この事件以外にも、1歳児などの裸写真提供者の検挙が時々報じられている。

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