2024年 4月 29日 (月)

「ビッグダディ」ネタ尽きて視聴率低下? 夫婦喧嘩を止めたら視聴率が取れなくなった

富士フイルムが開発した糖の吸収を抑えるサプリが500円+税で

   大人気の大家族ドキュメンタリー「痛快!ビッグダディ」の視聴率が落ちてしまったとネットで話題になっている。2012年1月14日放送は関東地区で15.7%(ビデオリサーチ調べ)、同4月7日放送は16.1%だったのに、同4月29日は10.6%、同6月23日は2時間半スペシャルで午後6時30分から7時は8.5%、午後7時から8時54分で12.7%だった。

   6月23日の「痛快!ビッグダディ16」は恒例の夫婦喧嘩がなかったことが原因という報道もあるが、そもそもは視聴者が驚くようなネタが乏しくなってしまい、飽きられてきたのだろうと考えている人もいる。

夫婦喧嘩を放送しろと苦情がテレ朝に殺到?

   この番組は06年9月からテレビ朝日系で放送が始まり、初めは子供8人の10人家族だったのが、離婚や、子連れ同士での結婚、また、元妻が戻ってきて子供ができるなど家族構成が猫の目のように変わり、現在は妻(29)と14人の子供と、香川県の小豆島で整体師を生業として暮らすビッグダディ(46)一家の姿がドキュメンタリーで描かれている。

   ビッグダディの波乱万丈の人生と、独自の子育て論、目まぐるしく変わる家族の生活が関心を呼び、いちやく高視聴率番組となった。年に4回のペースで放送されてきたが、今年は特別編成番組を加えると7月までに5回以上も放送されている。

   そうした中で6月23日放送の視聴率がふるわなかった原因は何だったのかとネットで話題になっている。今回の放送では、毎回番組の恒例だった激しい夫婦喧嘩がなく、放送前には「妻がケンカを封印するための断髪をしている」などと紹介したことが原因ではないか、と考えている人もいる。

   「週刊ポスト」(12年7月13日号)によれば、「どうして夫婦ゲンカを放送しないんだ!」というお叱りの電話がテレビ朝日に殺到したと書いている。楽しみにしているファンはガッカリしているのだという。実は、この件について「週刊ポスト」は記事の中で自画自賛している。

「演出」なのだからもっと思いき切ってやれ!という声も

   同誌は4月27日号でビッグダディ夫妻を直撃したとし、

「夫婦喧嘩を見たいという世間のニーズに応えているだけ。全ては視聴率のためですよ」

というコメントを掲載している。喧嘩で視聴率が取れるからテレ朝はそれを強調して放送しているだけで、夫婦仲は非常にいいと書いている。

   7月13日号では、喧嘩を放送しなかったため視聴率が下がってしまったが、「鬼嫁」などとネットで書かれてきたビッグダディの奥さんは喜んでいて、番組が「無理な設定」から路線変更できたのも「週刊ポストのお手柄」と言わんばかりの論調になっている。

   ネットでもビッグダディの視聴率が下がった原因は、売り物の夫婦喧嘩を封印し、全体的に刺激が足りなかった、とし

「見せ場は夫婦喧嘩なのに それが無いと楽しさが半減だよ。今回はイマイチ残念な感じ」
「苦情が多くて喧嘩のシーンを流さなかっただけでしょ。ナレーションで無理やりほのぼのさせようとしていたけど、相変わらず子供たちはビクビクしている」

といった意見や

「他局の大家族物は数年に一度の放送なのに、数ヶ月に一度のサイクルで放映したらネタなくなってしまう。家族物としてはもう末期」
「ビックダディが週刊誌で『演出』を認めたわけだから、もっと思い切った演出をしなければ面白くならない」

といった書き込みがネットの掲示板やブログに出ている。

   テレビ朝日に対し、夫婦喧嘩のシーンを放送しなかったことが不評となり、抗議の電話が本当に殺到したのか聞いてみたが、

「視聴者からのご意見はどんな番組に対しても寄せられていますが、その内容については公表いたしません」

ということだった。

姉妹サイト

注目情報

PR
追悼
J-CASTニュースをフォローして
最新情報をチェック
電子書籍 フジ三太郎とサトウサンペイ 好評発売中