2024年 5月 5日 (日)

体操ユニホーム「旭日旗を連想」 韓国五輪委まで難癖をつけてきた

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難癖をつけざるをえない「国内事情」がある

   体操ユニホームのデザインについて、これまで苦情も一切ないとした。KOCパク・ヨンソン会長の発言については、「コメントは一切控えさせて下さい」と広報担当者は話した。

   日本体操協会でも同様な反応で、事務局長は取材に対し、「KOCなどからお話がありませんので、正式なコメントは出せません」とした。ユニホームへの意見なども、今までに聞いたことがないという。JOCの事業広報部でも、KOCから何も話はなく、ユニホームについての意見も来ていないとしている。

   韓国の大手紙「中央日報」がIOCのジャック・ロゲ委員長に単独インタビューした2012年8月14日付記事によると、ロゲ委員長は、ユニホームに論争があるというのは初耳だとし、問題にならないという見解を示した。ユニホームについては、IOCでも議題になることはなさそうだ。

   それでもKOCがこだわる背景には、国内の政治事情があるらしい。任期満了が近いイ・ミョンバク大統領は、自ら竹島を訪問したほか、天皇陛下にも謝罪を求めて、実績作りに躍起になっている。そんな中で、「独島セレモニー」について韓国サッカー協会の会長がジョンウ選手の弁護に駆り出されており、KOCのヨンソン会長も何らかの突き上げにあってユニホームに難癖をつけざるをえない状況のようだ。

   こうした騒ぎを受けて、日本のネット上では、「このまま冬季オリンピックを開催させちゃっていいのかね・・・?」などと、早くも2018年開催予定の平昌五輪を危ぶむ声まで出ている。

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