長さ70センチバッグに女児詰め込む 「異常体勢」長引けば命も危なかった?

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   女児を旅行バッグに詰め込み、タクシーで運ぼうとした男子大学生の犯行は、その異常さが際立っている。女児はなぜ助かったのか。

   2012年9月4日は、広島市中心部は晴れており、21時現在の気温が28.4度もあった。そんな残暑厳しい中で、広島市内の小学6年の女児(12)への犯行は起こった。

少なくとも10分余も押し込まれる

   報道によると、東京都世田谷区の成城大2年、小玉智裕容疑者(20)はこの日夜、JR西広島駅近くのバス停で母親の迎えを待っていた塾帰りの女児を果物ナイフで脅し、物陰に連れ込んだ。そこで、バッグの中に「正座しろ!」と命じ、押し込んでチャックを閉めると、駅前でタクシーを拾った。

   トランクに入れるとき、手伝った運転手は、バッグが生温かいのを不審に感じた。小玉容疑者は、「広島駅に」と告げ、運転手は車を走らせたが、トランクから叫び声が聞こえたため、「人でも詰め込んでるんか」とただした。小玉容疑者は否定したものの、3キロほど走ったところで運転手が信号待ちすると、「降ります」と言い出した。しかし、異変を感じた運転手が小玉容疑者の両腕をつかんで後部座席に閉じ込め、通行人に110番してもらった。

   トランクからは、女児が見つかり、駆けつけた広島中央署員が監禁の現行犯で小玉容疑者を逮捕した。バス停から西広島駅まで約150メートルあり、小玉容疑者は20時50分ごろにタクシーに乗って、女児が救出されたのが21時ごろであることから、女児は、少なくとも10分余もバッグに押し込まれていたことになる。

   異様な犯行ぶりに、ネット上では、「こえーー鳥肌たったわ」「よく酸欠にならなかったな」「狭いし暗いし怖いだろ」などと驚く声が上がっている。

   フジテレビ系で5日に放送された「とくダネ!」では、同じように小柄な女性スタッフに同じサイズのバッグに入れるかを試してみた。

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