2018年 7月 19日 (木)

キンドルストアは「kobo以上、ガラパゴス以下」? 品ぞろえ徹底比較

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   アマゾンの電子書籍サービス「Kindle(キンドル)ストア」が2012年10月25日、ついにオープンした。

   8000円台という端末の安さ、5万冊という品ぞろえはまさに「黒船来航」の感があるが、利用者にとっての問題はそうした「スペック」よりも、「自分がほしい本があるか」、そこに尽きる。J-CASTニュースでは各種ベストセラーランキングを元に、キンドルストア、そして他の競合サービスに「ほしい本」があるかを調べた。

楽天koboにはいずれのカテゴリーでも勝利

単行本部門ではhontoを上回るも、全体的にまだ発展途上の感が強いKindleの品ぞろえ
単行本部門ではhontoを上回るも、全体的にまだ発展途上の感が強いKindleの品ぞろえ

   調査対象としたのはキンドルストアのほか、ライバルである楽天の「kobo(コボ)イーブックストア」、シャープの「GALAPAGOS STORE(ガラパゴスストア)」、そして大日本印刷・NTTドコモによる最大手「honto(ホント)」の4電子書籍販売サイトだ。

   なおストア全体の商品数だが、これはキンドルが約5万冊、コボが6万5137冊を24日時点で公称する。ガラパゴスストアは約8万冊、ホントは約20万冊前後との調査があり、キンドルは少なくとも冊数面ではコボを含む先行サービスの後塵を拝している。

   だが問題は冒頭に述べたとおり、「ほしい本」があるかだ。今回はその指標として、

・2011年単行本ベストセラー30作〔小説・ノンフィクション・ビジネス各上位10作〕(トーハン調べ)
・2011年文庫総合ベストセラー上位20作(同上)
・2011年漫画ベストセラー上位50作(オリコン調べ)

の3カテゴリーに加え、アニメファン層の嗜好を考慮し「2012年秋放映開始アニメの原作漫画・小説(28作)」を加えたのべ128作(重複あり)について、各「書店」で取り扱っているかを検索した。

   結果は右表のとおりだ。キンドルは4つのカテゴリーすべてでコボ以上の数字を記録した。たとえば2011年の単行本ベストセラーについては、その40%を配信中だ。しかしホント・ガラパゴスと比べると、その品ぞろえはやや劣勢の感が否めない。

漫画は強いもののちらほら抜けが…

   各カテゴリーの中でも最もキンドルの配信率が高かったのは漫画部門で、ベストセラータイトルの72%がキンドルで購入可能だった。ただしこの分野は競合サービスも強く、差をつけられての3番手に甘んじた。中身を見ても、ホント・ガラパゴスですでに配信されている「バクマン。」(集英社)、「神のみぞ知るセカイ」(小学館)、「夏目友人帳」(白泉社)、「おおきく振りかぶって」(講談社)などが未発売で、また「ONE PIECE」(集英社)ほかも「モノクロ版」の配信に留まるなど(ホント、ガラパゴスでは「フルカラー版」が配信中)、まだ発展途上という印象だ。

   とはいえあくまでこれはオープン初日時点の結果であり、アマゾンが拡充攻勢に出るのは間違いない。先行サービスをどこまで脅かす存在となるか、注目される。

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