2024年 4月 25日 (木)

「がんワクチン」は患者の「希望」になるか 研究進むが、実用化は早くて数年先

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製品化はできるとしても4年後

   ところでこのワクチン、いったいいつから一般人が使えるようになるのだろうか。

   新薬が製造されるまでのプロセスには、おおまかにいって基礎研究・治験・承認というステップがある。治験はさらに3段階にわけられて、ここで有効性を確認した上で厚労省に申請し、承認と言う形になる。すい臓Bの第3相試験(最終段階)は2012年に始まった。結果がでるのが2年後で、製品化は早くても4年後とされる。

   現状では自由診療を除き、ペプチドワクチンの利用は治験への参加にほぼ限られる。ただ、白血球の型があわないと効果を発揮しないため、事前に年齢や治療歴、血液等50項目に渡る条件をクリアしないと治験は受けられない。

   日本国内で効果が認められ、新薬として標準的な治療に取り入れられるのには、5年、10年と言う年月が必要なようだ。

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