2024年 5月 8日 (水)

笹子トンネル事故で観光、物流に打撃 スキーや温泉地抱える山梨、長野は困惑

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国道20号で所要時間15分の場所が41分かかった

   既に影響が出始めているのが、物流面だ。宅配便業者は、ひとまずう回ルートを使って対応しているようだ。中には渋滞やう回にかかる時間を見越して、配送の出発を早める企業もあるという。

   インターネット小売り大手、米アマゾン・ドット・コムの日本法人では、追加料金で注文当日や3日以内に商品が届く「お急ぎ便」というサービスを、山梨県で一時中止したと産経新聞が12月4日に報じている。

   国土交通省・甲府河川国道事務所はウェブサイト上で、う回ルートである国道20号の交通状況が分かるようにライブカメラの画像を閲覧できるようにした。大月IC入口交差点~JR笹子駅入口交差点の所要時間も掲載されており、通常の所要時間が15分のところ、12月5日は下りで朝8時半~9時半は31分、10時~11時は39分、12月4日夜18時~19時は41分かかっていた。時間帯によっては相当渋滞している様子が見て取れる。

   もうひとつのう回となっている国道137号、139号は山道で、今後は積雪による通行止めの可能性も出てくるという。雪の季節が到来しても中央道が開通していないと、国道20号への「一極集中」が起こり、物流や観光に深刻な打撃を与えないとも限らない。

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