2024年 5月 3日 (金)

早稲田大研究グループ「喘ぐ大根」開発 触れると女性の声で「あぁ~ぁ~ん」「そこはダメ!」

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将来は製品化をして売り出したい

   それではなぜ大根に喘がせているのか。開発グループの一人、市原えつこさんに話を聞くと、そもそも「セクハラ・インターフェース」を思いついたのは、男根崇拝の神社や秘宝館など日本の性文化に興味を持ち、日本では古くから様々な性の営みが真っ直ぐに肯定されていたことを知ったのが始まり。

   「日本人特有の性」を何らかの形で表現できないかと思考していった。

   大根を使ったのは、古くから性的な見立てとして使われていたことや、「セクハラ・インターフェース」を制作するにあたり、保水性や長時間のタッチに耐えられる強度があったからだそうだ。そして見た目にも日本人が性に対して持つ罪悪感と神聖さ、氾濫する性の一種の滑稽さが表現できるとも考えた。

   現在の「喘ぐ大根」はまだ開発過程にあるが、将来的には新しい文化や美意識を生み出すツールとして使用したり、地域の特産品として製品化を図り、広く販売したりしていきたいと話している。

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