2024年 4月 25日 (木)

世論調査の「支持率」つるべ落とし 民主に抜かれ、日本維新本当の崖っぷち

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石原氏も「決して『昇り龍』の勢いにあるとは言えない」

   だが、旧「大阪維新の会」と旧「太陽の党」との距離感が埋まらないこともあり、支持回復への道筋は見えないままだ。

   旧「大阪維新」出身の橋下氏は13年5月11日の党会合で、

「衆院議員54名、衆院選で当選した。次の参院でも、『そこそこ当選すれば、まあいいのではないか』。そういう気持ちがもし僕らにあれば、それはすぐに有権者に見透かされてしまう」
「このままいけば『年内消滅』というのもあり得るんだな、と僕は思っている」

と檄を飛ばした。旧「太陽」の石原慎太郎共同代表も5月8日の選対本部立ち上げ後に

「衆院選の時と違って、維新の会は決して『昇り龍』の勢いにあるとは、私は言えないと思う」
「非常に苦しいシチュエーションの中で、大事な選挙を戦わなくちゃならない」

と述べた。

   2人とも危機感を持っている点では変わらないが、方法論ではまだ一致できていないようだ。石原氏は5月7日の国会議員団の会合で、「維新は賞味期限を迎えつつある」として、橋下氏に参院選出馬を促すべきだと主張したことが明らかになっている。だが、当の橋下氏は参院議員と市長は兼任できないことを理由に、現時点では出馬を固辞。5月9日の定例会見では、

「僕が国会議員になっても、クソの役にも立たない」

とまで述べている。

   衆参ダブル選もささやかれる中、資金力に乏しい維新は現有勢力の確保すら怪しい状況だ。

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