2024年 4月 29日 (月)

北朝鮮が突然「対話路線」、何が起きた? 韓国に「開城正常化・金剛山観光再開」を提案

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南北の共同イベント開催も呼びかける

   そもそも北朝鮮は、韓国側からの開城工業団地再開の協議の呼びかけを拒否し続けてきた。この方針を180度方針転換した形だ。

   金剛山については、中国人をはじめとする外国人観光客が訪れる様子を朝鮮中央通信が伝えるなどして景勝地ぶりをアピールしてきた。だが、韓国との事業については、12年12月3日配信の記事で、事業が中止になるきっかけになった観光客の射殺事件を「『挑発』だの、何のとして一大対決狂乱劇を演じた」と非難したのが最後だとみられ、ほとんど忘れ去られたに近い状態だった。

   声明では、開城・金剛山以外についても、「南朝鮮の民間団体の往来と接触、協力事業の扉を開け放っている」とアピールしてみせた。

   さらに、2000年に金大中大統領(当時)が平壌で金正日総書記と会談して発表した「6・15共同宣言」13周年と、1972年に結ばれた「7・4共同声明」41周年を記念するイベントの共同開催も提案。

   声明は、このような直接的な強いメッセージで結ばれている。

「南朝鮮当局が心から信頼構築と北南関係の改善を願うなら、今回の機会を逃がしてはならず、(韓国側が北朝鮮に抱いている)不要な被害妄想症にとらわれた憶測と疑心を捨ててわれわれの大らかな勇断と誠意ある提議に積極的に応えなければならない」
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