2024年 4月 20日 (土)

台風26号で倒壊! 渡波のかき小屋さんが再復活【宮城・石巻発】

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東日本大震災、その後の東北の様子を取材してまわってます。ディレクターの伊セ 徹です。

震災の爪あとは、今年(2013年)10月16日に通過した台風26号でも容赦なく襲い掛かりました。地盤沈下の影響で大雨や満潮などでたびたび冠水する地域もある中、この26号の暴風雨は被災各地の建物倒壊や冠水などの被害を起こしました。その一つが石巻市渡波にある「かき小屋 渡波」さんです。



建物は全壊するほど飛ばされ、尚且つ冠水で中もめちゃくちゃにやられてしまいました。このかき小屋さんは震災後に石巻初の牡蠣小屋として立てられたのです。



きっかけは牡蠣漁をしている石巻の漁師さんたちが、水揚げは出来ても剥き処理場が津波で流され出荷が出来ないことでした。殻つきのままなら出せると知り、現在かき小屋 渡波を経営する寺岡さんと仙台から支援活動を行っていた方々とで2012年2月16日かき小屋を作りオープン。牡蠣漁を行っている人達に新たな販路を生み出したのです。多くの漁師さん達や石巻の人々の期待で生まれたこの店はいつしか皆に愛される人気店となっていったのです。



味が美味いのはもちろんです。近くの海で朝一で揚げられた牡蠣を新鮮なうちに焼いて食べる。尚且つここのかき小屋では、石巻産の各地域から仕入れを行うので、様々な牡蠣の食べ比べも出来るのが売りの一つです。そして現在経営者の寺岡さんは、元々は名古屋のご出身で2011年4月にボランティアで石巻へ来た方です。特に渡波近辺の地区で泥掻きや建物の修繕など行い、地元の方々から信頼される存在になっていった人なのです。かき小屋をやる上で寺岡さんは、石巻に骨を埋めることを決意。今では住民票を移しすっかり地元住民たちと打ち解けあっています。



今年も10月から牡蠣漁が開始されこれからがシーズン到来の時期に、台風26号がこの店を襲い掛かったのです。以前から何度か寄らせてもらい寺岡さんを 知っていた僕は、某新聞の紙面でかき小屋さんのことを知り、直ぐに寺岡さんに電話を入れました。再開はどうなんですか?と聞くと「まだ見通しがつかない。 牡蠣漁のシーズンが来たというのに…」とかなり落ち込んだ様子。



しかし、それから約2週間後。寺岡さんは規模を半分に縮小し、10月31日に再オープンを果たしたていました。さっそく僕は、寺岡さんに会いに行きました。この日は、日曜日ということもあり入り口はたくさんの人々が並んでいました。



この時期のメニューは、牡蠣のほかに寄磯浜産金華ホタテも出されています。



牡蠣をBBQスタイルで自分で焼いて食べる!この雰囲気も格別です。家族や仲間とわいわいお酒を飲みながら焼くのも楽しいですよね。焼き方などは寺岡さんが教えてくれるので、誰でも簡単に調理できます。



11月のメニューは以下のようになっています。

【炭代】
焼き台使用(炭代)300円※焼き台の使用台数分必要です。
【焼きもの】
※注)季節や波の状況で水揚げ出来るものは日々変わります。
渡波万石浦産牡蠣 8個 1,000円
福貴浦産荒波牡蠣 6個 1,000円
雄勝産夢牡蠣サイズ中(生食可能)
雄勝産夢牡蠣サイズ大(生食可能)
寄磯浜産金華ホタテ 4個 1,000円
【調理もの】
おっくんスペシャル(イタリアン♫チーズバジル焼き牡蠣)2個500円
【お飲物】
サッポロ黒ラベル生ビール中ジョッキ 450円
酎ハイ各種 350円ノンアルコールビール 300円
ソフトドリンク全種 250円
※上記メニューはほんの一部です。詳しくは→http://yakigaki.com/

寺岡さんは、かき小屋をやりながら引き続き漁師さん達の支援も行っています。

売り上げの一部など支援金として活用しています。

みんなも美味しく食べて、かき小屋 渡波さんたちを応援しましょう!


■牡蠣小屋 渡波
〒986-2135宮城県石巻市渡波字祝田75-5
TEL:0225-24-5640
FAX:0225-24-5640
定休日:水曜日


またイベントや祭事などで出張.している場合があります。特に遠方からお越しの場合は電話で営業確認することをお勧めします。

予約問い合わせは電話番号:0225-24-5640

受付時間:営業時間内

※シーズン中の土日祝日は大変込み合いますので、ご予約を受け付けられない場合があります。電話にてご相談下さい。



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