2024年 4月 29日 (月)

ビール類出荷量が9年連続で過去最低 業界は「プレミアム」で人気回復ねらう

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消費増税で今年も厳しい

   消費量低迷が続くビール業界。その原因は天候不順や少子高齢化による市場縮小だけではない。若者や女性のビール離れが急速に進み、ワインやハイボール、缶チューハイなどの人気が高まるなど嗜好が多様化。2014年は4月の消費税増税が追い討ちをかけるとみられ年間出荷量は「一段と落ち込み、10年連続で前年割れとなる公算が大きい」(大手メーカー)との見方が大勢を占める。

   苦境に直面する各社だが景気の回復傾向などを受け、「縮小する市場で唯一、成長の余地がある」とプレミアムビールの販売を強化する。この分野はサントリーの「ザ・プレミアム・モルツ」やサッポロの「エビス」が先行するが、アサヒとキリンが「ドライプレミアム」「一番搾りプレミアム」をそれぞれ投入して追撃する。

   各社とも多額の販促費をかけ、プレミアムビールでのシェア獲得を狙う考えだ。ただ、業界内には「消費税増税で節約志向が一層高まり、期待したほど伸びないのではないか」との指摘もあり、結局は第3のビールや缶チューハイなど手ごろな価格帯の商品に人気が集中するのでないかとの見方が広がっている。

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