2020年 7月 4日 (土)

佐世保殺人1週間、二転三転の「動機探し」 見えぬ「心の闇」…まるで「異邦人」の声も

印刷
建築予定地やご希望の地域の工務店へ一括無料資料請求

父親バッシングだけではわからない闇

   ネット上では、父親の実名など詳細な情報が「拡散」されていたこともあり、早くからこの部分を取りざたする声が強かった。報道でも、父親が女子生徒の母親の死後、早々と再婚していたことや、以前に女子生徒が父親に金属バットで殴りかかっていた事実などが明らかにされ、専門家などのコメントでも再婚による家庭環境のゆがみが、事件の原因ではないかとの分析が相次いだ。特に夕刊紙などでは、「佐世保エリート父のエゴ」(日刊ゲンダイ、1日付)など、父親の行状などがバッシングされる事態ともなった。

   ところが、当の女子生徒が弁護人を通じて、「父親の再婚には賛成だった」「新しい母親が来てうれしかった」などとする声明を出したことから、この「再婚」説も行き詰まる格好となった。そもそも女子生徒は小学生時代にも同級生の給食に洗剤を混入させる事件を起こしており、「親の再婚への反発」というわかりやすい図式だけでは説明できない。

   直近の報道では、担当精神科医が「人を殺しかねない」として児童相談所に相談していたことや、家族と精神科医の間で入院が検討されていたことなど、事件が未然に防げたのでは、対応が不十分だったのでは――という側面がフォーカスされている。しかし、惨劇を引き起こした動機の部分は、いまだ闇のままだ。

今すぐ無料会員に登録して、コメントを書き込もう!
姉妹サイト
    loading...
お知らせ
追悼
J-CASTニュースをフォローして
最新情報をチェック
電子書籍 フジ三太郎とサトウサンペイ 好評発売中