2024年 4月 25日 (木)

「売名行為する作詞家というのも実に厄介」「私が?」  たかじん『殉愛』めぐり百田VS及川 バトルさらに過熱

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   さまざまな「疑惑」が取りざたされている、やしきたかじんさんと妻さくらさんの2人の物語を書いたノンフィクション『殉愛』をめぐり、著者の百田尚樹さんと作詞家の及川眠子さんがツイッター上で激しくやり合っている。

   作中の内容やたかじんさんの自筆とされるメモに疑問を呈した及川さんに、百田さんは2014年11月18日深夜、「この機に乗じて売名行為する作詞家というのも実に厄介や」と言い放った。

名前すら出さずに切って捨てる

14年11月7日に発売された『殉愛』(幻冬舎)
14年11月7日に発売された『殉愛』(幻冬舎)

   『殉愛』の発売後、3年ぶりにツイッターを再開した及川さんは、自筆とされるメモについて「たかじんってあんな字を書いたっけ?」と書いたり、作中でマネージャーK氏が個人事務所で1000万円以上の使途不明金を出したと書かれたことについて「なぜウラも取らずに、1人の人間を犯罪者だと決めつける?ノンフィクション作家を名乗るのであれば、きちんと本人に取材すべき」などと百田氏を批判したりする投稿をしていた。

   また、『東京』など、たかじんさんの多くの代表曲の作詞を手がけたことから、「百田作品ファンだから、いつでもどこでも会って何でも喋ったのに~」と取材に来なかったことを残念がっていた。さらに「まるで一人で相撲をとっている気分だ。百田さん、そろそろ声を上げませんか?」と対話を呼びかけていた。

   一連のツイートに対し、百田さんは

「自分は何の迷惑もこうむっていないのにヒステリックな正義感(?)を振りかざして他人を攻撃する人間も腹立たしいが、この機に乗じて売名行為する作詞家というのも実に厄介や」

と、及川さんの名前すら出さずに切って捨てたのだ。

水道橋博士も参戦

   これに及川さんは「私が売名行為、すか?名前売って何の得になるんでしょうねぇ?」と納得しない様子だ。「テレビに出たいわけでも小説書いて売りたいわけでもない。むしろ時間使って損してるだけ。こんな無名の私ですが、百田さんにお相手していただいて嬉しいす」と投稿した。

   百田さんのツイートは波紋を広げる。たかじんさんの元弟子で歌手の打越元久さんは

「百田先生が眠子師匠に売名行為と言い放ちました。及川眠子を知らんのか!なんで今更、売名せなアカンねん。winkの淋しい熱帯魚は聴いた事ないか?」

とツイッターに投稿。さらに「百田先生、だから裏取りもせんと語ったらアカンちゅうねん。笑われんのはあんたやで!久しぶりにキレたわ」と怒りが収まらないようだ。

   また、浅草キッドの水道橋博士も「あれほど情状酌量の余地を与え、利害関係のない立場から逃げ道を示唆してきた方に『売名行為の作詞家』と呼ぶのはいかがなものか」とツイート。百田さんの対応を批判している。

   及川さんはこれまで『東京』『淋しい熱帯魚』のほか、アニメ「新世紀エヴァンゲリオン」のオープニング曲『残酷な天使のテーゼ』など、数多くのヒット作の作詞を手がけてきた。たかじんさんには『さよならが言えるまで』『エゴイズム』など、「39曲(未発表を入れれば70曲以上)も詞を書いた」という。

   百田さんは指摘を受けたのか、19日朝に「及川さんというのは有名な方だったのですね。それほど有名な方が印象だけで筆跡が怪しいと公言されるのはいかがなものか。筆跡やメモに関しては、20年来のスタッフたちが一様に本物と認めている。疑うなら、取材してみては?」とツイートしている。

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