2018年 11月 21日 (水)

「よくやった!!」「いや、制裁者気取りだ」 「週刊新潮」18歳少年実名掲載に賛否両論

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   川崎中1殺害事件の主犯格とされた少年(18)について、「週刊新潮」が実名と顔写真を掲載したことが論議になっている。週刊新潮では、事件の残虐性などを考えたと説明しているが、賛否は割れている。

   タバコを指に挟み、不敵な笑みを浮かべてポーズを取る少年...。週刊新潮の2015年3月5日発売号の特集記事には、タイトルの横にこんな写真が掲げられた。写真は2枚あったが、うち1枚は、ネットではすでにお馴染みのものだ。

記事で「少年法を乗り越えなくてはならない」

実名報道に波紋広がる
実名報道に波紋広がる

   事件を報じた記事は、6ページにもわたっており、少年の実名から、家族構成、過去の非行や暴力事件などが詳細に書かれている。そのうえで、実名などを報じたことを説明するため、「『少年法』と『実名・写真』報道に関する考察」の別タイトルで、3ページにもわたって特集をした。

   そこでは、少年法の第61条では、罰則規定はないものの、新聞などが少年の実名などを報じることを禁じていると認めたうえで、今回は残虐な事件であり、法で守られることは理不尽だと主張を展開している。

   それでも、両論があることは併記し、実名報道は少年が社会復帰する障害になるという人権派弁護士の主張と、空腹に飢えて万引きするような少年を想定した戦後の遺物とする元最高検検事のコメントを紹介した。しかし、ネット上では、早くから実名などが晒されていたとし、報道では禁じられるというのは違和感があるという識者の声を載せた。

   さらに、社会の関心事であれば、少年の実名報道はプライバシー侵害ではないとした判例があるとし、政権与党からは、投票年齢の18歳引き下げに合わせて少年法改正も検討する動きが出てきたともした。新聞などの大手マスコミは、匿名報道の殻に閉じこもっていると批判し、「少年法を乗り越えなくてはならない時もあるはずだ」と書いている。

   一方、ライバル誌とされる「週刊文春」は、10ページにもわたって事件を特集したが、18歳少年を匿名で報じ、顔写真でも目の部分を隠していた。

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