「人として許される行為ではない」 キム選手「顔面踏みつけ」に非難殺到

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   サッカー・Jリーグで、サガン鳥栖のDFキム・ミンヒョク選手(23)が試合中に相手選手の顔を踏むラフプレーをして、ネット上で非難の声が相次いでいる。鳥栖では、キム選手に事情を聴いており、一両日中にも調査結果を明らかにするとしている。

   鹿島アントラーズのMF金崎夢生(むう)選手(26)が、サイドをドリブル突破しようとしたときだ。

  • 故意か偶然か(画像はイメージ)
    故意か偶然か(画像はイメージ)
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なでしこ大儀見もツイッターで参戦

   キム・ミンヒョク選手は、執拗に幅寄せし、金崎選手が倒れると、左足でその顔を踏んだ。キム選手はさらにプレーを続けようとして...。

   このシーンは、6秒動画サイト「Vine」に投稿され、ツイッターなどで広まっている。

   ラフプレーが出たのは、2015年4月3日に茨城県鹿嶋市のカシマスタジアムで行われた鹿島対鳥栖戦で、キム選手はこのプレーでイエローカードを切られた。金崎選手に、大きなケガはなかったようだ。試合では、金崎選手が同点ゴールを決めており、鹿島が3対1の逆転で鳥栖を下した。

   動画のシーンが出回ると、ネット上では、キム選手に対して、厳しい批判の声が上がった。

「相手選手の顔をわざと踏みに行っている」「これはレッドだろ、審判どこに目つけてんだ」「Jリーグは処分しないの?」

   もっとも、キム選手は金崎選手を避けようとして足が当たったり、軸足を置いて踏ん張ろうとしたときにたまたま顔になったりしただけでは、といった指摘も出ていた。

   一方、なでしこジャパンのFW大儀見優季選手(27)は5日、この動画をツイッターにアップして、「衝撃的な映像...ムウムウの怪我が心配。。。」と漏らした。そして、「この選手の行為は社会的立場を考えても、人としてもサッカー選手としても許されるべき行為でない」と断罪した。

サガン鳥栖「ラフプレーは過去にはないと認識」

   さらに、大儀見優季選手は、「起きたことに対してどう改善していくか、の方が重要だ」として、Jリーグに対し、このようなラフプレーに対処することを求めた。

   鹿島アントラーズFCの広報担当者は、取材に対し、「審判の指示には従っていますが、ファウルのシーンをビデオで現在見返しています」と明らかにした。サガン鳥栖に抗議はしていないというが、Jリーグに意見書を出す動きもある模様だ。

   Jリーグの広報部では、「ああいう行為はよくないのでは」と意見が来たと取材に答えた。ただ、「まだ現状でお話しできることは何もないです。何か発表があれば、そのときにお話しします」と言っている。

   鳥栖を運営するサガン・ドリームスの広報担当者は、キム・ミンヒョク選手のラフプレーについて調査していることを明らかにした。プレーについて、電話などで意見も来ているという。キム選手については、「ラフプレーは過去にはないと認識しています」と説明した。

   なお、キム選手は、14年にサガン鳥栖に加わり、センターバックとして、この年はリーグ戦27試合に出場した。韓国代表選手でもあり、この年のアジア大会では、中心メンバーとして韓国の金メダル獲得に貢献している。

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