米ウッズホール海洋生物学研究所は2015年4月6日、東京電力福島第1原子力発電所の事故で海に放出されたとみられる放射性物質のセシウム134がカナダの西海岸で検出されたと発表した。国際的な安全基準を大きく下回っており、人の健康に影響を及ぼすおそれはないとされる。
これまでカナダやアメリカ沖合の海水から検出されたことはあるが、海岸で検出されたのは初めて。
同研究所は、「検出されたセシウム134は極めて微量だが、今後、沿岸のほかの地域でも検出されるとみられ、引き続き注意深く状況を見ていく必要がある」としている。