2020年 11月 28日 (土)

ソニーが執念でテレビ事業11年ぶり黒字化 一方でサムスンは赤字。互いの分水嶺となる可能性も

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フルラインアップが裏目

   ソニーが再起に踏み出した一方、日本勢を圧倒してきたサムスンがさえない。「スマホ事業が中国勢の成長と米アップルの巻き返しで成長鈍化」ばかりが注目されるが、その陰で今年1~3月期にテレビを含む家電事業が赤字に転落した。

   サムスンは2006年に薄型テレビの世界年間販売首位の座をソニーから奪取して以降、昨年まで9年連続で首位を独走し、昨年のシェアは29%程度とされる。3割近いシェアがありながら利益が出ないとはどういうことか。関係者によると、フルラインアップで新興国から先進国まで売りまくることが裏目に出ているようだ。

   4Kなどの高級機を除けばもはや新興国でも汎用品となりつつある薄型テレビを生産するため、サムスンは世界中に工場を抱えて固定費が重い。さらにドル高・新興国通貨安のもと、ドル建てで新興国に輸入する材料コストの上昇も影響しているという。「今後、中国メーカーの台頭でスマホのようにシェアも奪われる」とも言われている。日本勢がテレビ生産から次々と撤退する中、執念の黒字化を果たしたソニーに比べれば、今一つ将来像が見えないサムスンのテレビ事業。今後の動向が注目される。

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