2018年 11月 14日 (水)

「『福島は安全です』と日本の宣伝するな」  韓国ネットの反対運動でK-POP歌手福島ライブが中止か

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   K-POP歌手らが福島でライブをすることに、韓国のネット上で反対運動が起こり、1人のライブが中止の見通しになったことが分かった。韓国メディアは、ファンらが原発事故の影響を懸念して事務所に抗議したと報じている。

   福島ライブが話題になったのは、女性歌手のキム・イェリムさん(22)と男性歌手のエディ・キムさん(24)だ。2人とも、韓国ケーブルテレビの人気オーディション番組「スーパースターK」を通じてブレイクした。

  • 女性歌手が不参加の見通しに
    女性歌手が不参加の見通しに

原発事故の影響を恐れ、ファンに不安が広がる

   2人は、福島県文化センターで開かれるイベントに招かれることになり、2015年8月2日に「食と音楽の交流会」、翌3日に「K-POPライブ」に出演する予定だった。主催したのは、福島と韓国の交流イベントを手がけるNPO法人「ふくかんねっと」で、入場料は、それぞれ無料、4000円となっている。

   ところが、韓国でもそのことが伝わると、原発事故が起きた福島へ2人が行くことにファンの間で不安が広がった。韓国の日刊紙「国民日報」などによると、2人の所属事務所が7月23日、このことについての声明を出し、2人はイベントのコーナー「食の交流会」には参加しないものの、福島での安全は確認されたとして、予定通りライブなどを行うと明らかにした。ライブなどについては、韓国の公共放送「KBS」が日本からの独立を祝う光復節の8月15日にドキュメンタリー番組を予定しており、KBSが韓国原子力研究院に調べてもらったところ、公演期間の放射線量は歯医者でX線撮影するときとほぼ同じで健康に影響はないとの結論が出たとのことだった。

   しかし、この声明は逆にファンらの反発を呼び、23万人が会員という韓国最大規模の韓流ファン掲示板「韓流ブーム愛」で7月24日、福島公演に反対するとしたスレッドが立てられた。そこでは、「所属事務所は韓流スターたちの健康と人権を保障すべき」「『福島は安全で食べ物も食べられます』という日本政府の広報ツールに利用されてはならない」といった批判がつづられている。

「2つのイベントについては、予定通り行う」

   掲示板の書き込みを見ても、「福島は日本も放棄したところだ。そこでK-POP公演をすると?」「所属事務所はお金のために精神を売ってしまったのか」などと激しい言葉が並んでいた。

   イベントを主催する「ふくかんねっと」の事務局では、取材に対し、所属事務所が出演するとしたキム・イェリムさんについては、一転して来日できなくなったとの見通しを明らかにした。

   エディ・キムさんについては、KBSが韓国原子力研究院に調べた結果を受けて、来日することに承諾し、ライブなどに予定通り出演する見通しだとした。ただ、事務所となかなか連絡が取れず、情報が錯綜しているのが現状だともいう。

   事務局では、2つのイベントについては、予定通り行うとしている。

   2人のほかに、食と音楽の交流会では、男性歌手のソン・ユビンさん(27)と男性デュオ「2-MAX」、K-POPライブでは「2-MAX」が出演する予定になっている。これまで何度も来ているソン・ユビンさんはすでに福島入りしており、2-MAXもすでに出演契約をしているので来日する見通しだそうだ。

   福島では、これまでに何人もK-POP歌手らを招いているが、なぜ今回は、こんな騒ぎになってしまったのだろうか。

   「ふくかんねっと」では、外務省のプログラムで日韓国交正常化50周年の記念事業をしており、7月29日から10日間の日程で韓国の青少年約150人を招いている。事務局によると、それが韓国メディアに大きく取り上げられ、福島ライブにまで飛び火したのではないかという。もちろん、2人が韓国でも人気急上昇中のアイドル歌手ということもあるようだ。

   今回の騒ぎについて、事務局では、「日本でも、韓国から青少年を受け入れるときに、『MERSはどうなんだ』とクレームが来て、地元の祭りにも『参加させるな』と言ってきています。お互いによく理解しないから起こっていることで、交流を深めることで風評被害などは少なくなるのではないでしょうか」と言っている。

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