2019年 5月 22日 (水)

将棋スマホ不正指摘に「待った」 「出場停止」三浦九段は疑惑を否定

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   「将棋界の信頼を失いかねない」「恐れていた事が事件になった」――。日本将棋連盟が2016年10月12日に明らかにした、三浦弘行九段(42)の「カンニング疑惑」が、棋界関係者の間でも波紋を広げている。

   三浦氏が不正を否定していることもあり、プロ棋士の間では「ほぼ白のグレーだと思います」「証拠はないのですね」などと慎重論が目立つ。その一方で、「個人的には1億%クロ」「二度と戦う気がしない」と暴露する棋士も出ており、見解は大きく分かれている。

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三浦氏「疑念を持たれたままでは対局できない」

   いったいどういう経緯で、三浦氏に「疑惑の目」が向けられることになったのか。将棋連盟の広報担当者は13日のJ-CASTニュースの取材に対し、

「(三浦氏の)離席回数があまりに多かったため、過去の複数の対戦相手から不正を疑う声が上がっていた」

と説明する。また、棋士の間では7月頃から「スマホを使った不正を一部の棋士がやっている」という噂が広がっていた。ただ、そのときは具体的に三浦氏の名前が出ていたわけではなかったという。

   こうした状況を受け、連盟は10月11日に三浦氏に聞き取り調査を実施。連盟は調査にあたって資料を作成しており、その中には、将棋ソフトが示す最善手と三浦氏の手の「一致率の高さ」を指摘した箇所もあるという。

   調査で三浦氏は、離席の多さについて「別室で体を休めていただけ」と説明。将棋ソフトでの不正を否定した上で、

「疑念を持たれたままでは対局できない」

として休場を申し入れたという。だが、三浦氏からは期日の12日15時までに休場届の提出がなかったため、連盟は12月31日まで全公式戦の出場停止処分を下すことになった。

   三浦氏は、10月15日に開幕するタイトル戦「竜王戦」の挑戦者だった。今回の処分を受け、挑戦者決定戦で三浦氏に敗れた丸山忠久九段(46)が代わりに出場することが発表されている。連盟の広報担当者によれば、タイトル戦の直前に出場者が変わることは「今回が初めての事態」だという。

   一方の三浦氏は新聞各紙の取材に対し、「やましいことは何もしていない」などと改めて不正を否定。今後の対応については、弁護士と相談中だとしていた。

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