2024年 4月 27日 (土)

衝撃!女性の「加齢臭」は30代から 気づかない体臭の解決テクニック(後編)

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過激なダイエットはひどい口臭の元に

   ちなみに実験では、「シャワー洗い」も方法によっては「泡洗い」に匹敵する効果があることがわかった。「泡洗い」が面倒だという人に簡単な方法を伝授しよう。強めのシャワーにして、(1)お湯の温度は40度(2)勢いよく肌の近くから(3)気になる場所に30秒当てる。泡もスポンジもいらないし、背中にも届く。この方法で「泡洗い」の約8~9割の効果がある。

   それにしても、なぜ「ゴシゴシ洗い」がよくないのか。実は皮脂には皮膚を保護する大切な役割がある。皮脂は皮膚の表面に無数にある皮脂細胞が分泌する。ふだん皮脂細胞はたっぷりと皮脂を蓄え、丸くなっている。ところが、紫外線に当たったりして皮膚がダメージを受けると、皮脂細胞は「皮膚を守らなければ」と皮脂を放出して、ペシャンコになってしまう。そして新しい皮脂を作ろうと懸命になる。ナイロンでゴシゴシ肌を洗う行為は、皮膚を刺激し、皮脂細胞にとって有害な紫外線に当たったのと同じことになり、どんどん皮脂を分泌し続けるわけだ。

西村准教授「だから、皮脂がなくなるまでキレイに落としてしまおうという考え方は誤りです。返って皮脂を増やし、クサくする結果になるのです」
吉木りさ「ええっ! 今朝、グラビアの撮影前にゴシゴシ洗っちゃいました。カメラマンさんに迷惑だったかも(笑)」

   ところで、過激なダイエットが女性の口臭の原因になることはご存じだろうか。食事と体臭の関係を研究している東京医科歯科大学の三林浩二教授が、2人の女性に協力してもらい、実験を見せてくれた。1人の女性は朝と昼にしっかり食事をとった。もう1人は前夜の食事から抜き14時間何も食べていない。お腹は空っぽだ。2人の息を採取し、そのにおいを調べると、14時間食べていない女性は、におい物質が2倍以上多かった。リンゴや柿が腐ったような甘酸っぱいにおいだ。そのにおい成分は除光液にも入っている「アセトン」だ。

三林教授「食事を抜くと糖が足りなくなります。体は脂肪を燃やしてエネルギーをとろうとします。その際に肝臓で発生するのが『ケトン体』という物質で、ケトン体にはにおい物質のアセトンが含まれているのです。アセトンは揮発性が高いために、呼気の成分となって口から出てきます」

   この口臭対策は、ちゃんと食べることだ。14時間食べていない女性がご飯を食べると、2時間後にはアセトンの濃度が半分以下に減った。

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