2024年 4月 19日 (金)

巨人、交流戦でも変わらず9連敗 田尾安志「高橋監督の表情が暗すぎ」

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   「高橋監督の表情が暗すぎる」。プロ野球・楽天の初代監督を務めた野球評論家の田尾安志氏が2017年6月4日、情報番組「サンデーモーニング」(TBS系)のスポーツ解説でそう指摘した。

   巨人は3日、オリックスに4-5で敗れ、連敗の数を9に伸ばした。球団の歴史を振り返っても、9連敗を経験したのは4度のみ。過去4度はいずれも、優勝を逃している。

  • 連敗脱出の突破口は(Ship1231さん撮影、Wikimedia Commonsから)
    連敗脱出の突破口は(Ship1231さん撮影、Wikimedia Commonsから)
  • 連敗脱出の突破口は(Ship1231さん撮影、Wikimedia Commonsから)

もっと怒ったらどうか。選手もなにくそ、と思う

   初回の4失点が誤算だった。セ・リーグでトップの防御率1.73を誇っていた先発の田口は先制点を献上すると、走者2人の場面でT-岡田に甘い直球を投じ、右翼席に3ランを放り込まれる。5回表までに5点のリードを許した。4番村田が6回、無死満塁で左翼席にグランドスラムを叩き込んだが、反撃はそこまで。1、2日に続き、またもや1点差に泣いた。

   高橋由伸監督は紙一重の惜敗か、と聞かれると「よく言えば、そうなるんですけどね」とコメントした(日刊スポーツ6月4日付)。

   4日の「サンデーモーニング」では、巨人の9連敗が話題に上った。野球評論家の張本勲氏が「(巨人は)元気ないね」と話し、田尾氏が

「僕が気になるのは、高橋監督の表情が暗すぎる。もっと怒ったらどうか、と思うんですよね。選手も怒られた方が『なにくそ』と思ってエネルギーに変えられるんだけど。ずっと見られているとですね...」

と駄目出しした。

   5月30日に始まった交流戦は、全12チームが5試合を消化した。オリックス(5勝)とソフトバンク(4勝1敗)、楽天(4勝1敗)のパ・リーグが上位にいる一方、DeNA(1勝4敗)と巨人(5敗)、ヤクルト(5敗)のセ・リーグが下3つを占める。番組ではこうしたセパの実力差について、田尾氏が「(パ・リーグが)強いんですよ。昨日やっと広島、阪神2つ勝てましたけれど」と話すと、張本氏が

「ドラフトのせいですよ。この7、8年、パ・リーグが良い選手を全部取っているからね」

と指摘した。司会の関口宏さんは「昔はパ・リーグが意地でね、『セントラルリーグには負けられるか』というのがあったけど」と相槌を打つ。

   野球評論家の中畑清氏は交流戦開幕前の5月28日、「交流戦は終わっていいんじゃない」と切り出し、交流戦の意義に疑問を投げかけていた(「SPORTSウォッチャー」(テレビ東京))。

「交流戦の役割は何だったのかな、と。12年前に始まった時は、パ・リーグの観客動員について、球界全体が非常に盛り上がり、交流戦を始めようとなった。そのおかげか分からないけど、全球団でお客さんが増員している。日本シリーズが持っている魅力というか、日本シリーズでセ・リーグとパ・リーグが雌雄を決するという役割のためにも、『もうぼちぼち交流戦はいいのではないか』と宣言したい」
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