大手メディアの「甲子園」報道は過剰 スポーツライター「他の運動部にもドラマはある」

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   「『甲子園』は過剰報道」「野球以外の運動部は怒らないとおかしい」――。学生駅伝を中心に15年以上取材を続けるスポーツライターの酒井政人氏がツイッターに寄せた、高校スポーツ報道の「偏り」を問題視する投稿が、インターネット上で議論を呼んでいる。

   酒井氏は2017年7月21日のJ-CASTニュースの取材に対し、「マイナーな競技は大手メディアの記者に見向きもされない」と指摘。その上で、「部活動はあくまで『教育の一環』なのに、野球と『それ以外』で扱いに差が出るのはおかしいのでは」と訴える。

  • 高校スポーツは「甲子園」だけじゃない
    高校スポーツは「甲子園」だけじゃない

高校総体や高校サッカーの報道は...

   酒井氏は高校スポーツ報道の「野球偏重」について、7月19日に更新したツイッターで次のように問題提起した。

「全国大会を目指して汗を流しているのは野球部だけではありません。『甲子園』は過剰報道だと思います。公共性を担う大手メディアは、スポーツにおける『価値』を考えた報道をすべきではないでしょうか。他の運動部にもドラマはたくさんある」

   さらに続けて、NHKの報道姿勢を「公共放送なのに偏っています」と疑問視。甲子園は1回戦から地上波で生中継するにも関わらず、他の球技では決勝試合のみを「BS」で放送するだけだ、とも指摘した。

   こうした酒井氏の訴えの通り、確かにマスコミ報道における「野球」と「それ以外」の高校スポーツの扱いには大きな差がある。

   J-CASTニュースが21日13時時点で、グーグルのニュース検索機能で「高校スポーツ」と調べたところ、検索結果に出た上位50本の記事のうち、4分の3以上の計38本が高校野球関連の記事だった。

   また、「日経テレコン」の新聞記事データベースで、2015年以降の一般4紙(朝日、読売、毎日、産経)とスポーツ5紙(ニッカン、スポニチ、報知、サンスポ、デイリー)の記事を調べると、次のような結果になった。

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   「高校総体」はサッカーや陸上、バレーやバスケなど30種目以上の競技が開催される大会だ。にも関わらず、「高校野球」の1種目と比べてここまで記事の本数に差が出ているのだ。

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