2021年 9月 21日 (火)

「20日間連続雨」東京都民の憂うつ 日照不足と低気圧がもたらす体調不良

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   2017年の夏、東日本や北日本では予想外の冷夏、長雨となっている。東京都では8月20日まで、20日間続けて雨が降った。

   猛暑の日々から解放されて過ごしやすい面もあるが、日照時間が極端に少なくなっており、体への影響が心配だ。

  • 今年の夏、都内では傘が大忙し
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精神安定物質の分泌量が減る

   東京と仙台の8月前半の日照時間は、過去半世紀で最も少ないと、日本気象協会が8月17日にウェブサイトの投稿で指摘した。8月1日~16日の東京都心の日照時間合計は、32.6時間。仙台に至っては12.2時間しかなかった。東京の場合、この時期の平均時間は100.4時間だから、3分の1に満たない。ツイッターでは、天気が悪い毎日を過ごしている地域の人から体調不良を訴える投稿が見られる。

   日照不足が体に悪影響をもたらすかもしれない。その可能性として指摘されているのが、うつ病だ。本来、日本で日照時間が少なくなるのは冬。そのため冬に発症する季節性のうつ病は「冬季うつ病」と呼ばれる。

   複数の専門サイトが症状を説明している。例えば「三田こころの健康クリニック新宿」のサイトでは2017年5月1日付(最終更新日)投稿で、「秋から冬にかけての病相期には、夕方から増強する抑うつ症状とともに、食欲亢進、炭水化物過食、体重増加、睡眠の増加(過眠)など『非定型の病状』がみられるとされます」としている。

   日照不足は、脳内神経伝達物質「セロトニン」に影響するようだ。セロトニンは精神安定に必要な物質で、日中に日光を浴びることで分泌が増す。日照不足だと分泌量が減り、精神的に不安定になりやすくなると考えられる。

   「冬季うつ病」と名付けられている病気なら、今の時期は心配ないはずだ。だが2015年2月10日付の「ナショナルジオグラフィック日本版」記事の中で、医学博士の三島和夫氏は冬季うつ病について、「春先にいったん症状が改善しても、梅雨に再燃することもある。さらに言えば、春でも夏でも天候次第で気分が悪くなることがある」としたうえで、「冬に特異的に発症するうつ病なのかと問われれば、答えは『NO』。冬に症状が悪化する可能性の高いうつ病なのかと問われれば、答えは『YES』。すなわち冬季うつの冬季とは、冬に症状が出現しやすいといった程度の意味合いなのだ」と説明している。

   日光を浴びる機会が極めて少ない今夏の東京では、要注意かもしれない。

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