2019年 10月 19日 (土)

西野監督なぜギャンブル選んだか 「炎上采配」ギリギリの勝算と裏側

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   ロシア・ワールドカップ(W杯)のポーランド戦終盤で、日本代表が1点ビハインドにもかかわらずパス回しによる時間稼ぎをしたことに賛否両論が渦巻く中、元日本サッカー協会会長の川淵三郎氏は「本当に腹が座っている」と西野朗監督の采配を称賛した。

   日本の作戦は、同時刻に行われたセネガル対コロンビア戦の結果次第で天国か地獄かが決まるという他力本願。ギャンブルともいえるものだった。西野監督はどのような思考をめぐらせていたのか。

  • MF宇佐美貴史(左)とFW武藤嘉紀は今大会初めて先発出場したが、不発に終わった
    MF宇佐美貴史(左)とFW武藤嘉紀は今大会初めて先発出場したが、不発に終わった
  • W杯ポーランド戦の先発メンバー。後半途中で岡崎→大迫、宇佐美→乾、武藤→長谷部に交代した。
    W杯ポーランド戦の先発メンバー。後半途中で岡崎→大迫、宇佐美→乾、武藤→長谷部に交代した。

「裏目に出たら西野監督は一生 批判を浴び続ける事になる」

   2018年6月28日に行われたW杯グループリーグ第3戦・ポーランド戦で、日本の戦いは後半途中から一変。勝つか引き分ければ決勝トーナメントに自力突破できる状況で、0-1と負けていながら、点を取りに行く気配がなくなった。DFラインでパス回しをし、時間稼ぎを始めた。

   同時刻開催のセネガル対コロンビアで、セネガルが0-1とリードされたことが分かったためだ。そのまま両試合が終われば1位はコロンビアで、日本は2位を争うセネガルと勝ち点・得失点差などで並び、イエローカードやレッドカードの数に応じて付く「フェアプレーポイント」(FP)の差で上回れる。ポーランド戦は、これ以上カードをもらわずに負ければいい。そして狙い通りの結果で決勝T進出を果たした。

   「無気力」とインターネット上では批判も相次いだ。その中で声をあげたのが川淵三郎氏だ。ツイッターで29日、まず「残り10分以上ある時点でボール回しを始めた時頭にきた。コロンビアがリードしているとは言えセネガルが一点取ったら終わり。自力で勝ち取れよ!」と憤激。だが続けて、

「しかし監督は日本が一点食らうと全て終わる。ボール回しで時間を空費してコロンビアの勝利を信じた方がトーナメント進出の確率が高いと!名監督誕生!」
「一点差で仮に負けても決勝トーナメントに進出する可能性が高いと判断しての作戦がピタリ的中した。残り五分位ならいざ知らず10分以上ある中で」

と西野監督を称賛した。さらに

「これが裏目に出たら西野監督は一生 批判を浴び続ける事になる。その覚悟を持っての決断は誰にも出来るものではない。西野監督は本当に腹が座っている」

と胸中を推し量った。

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